経営者の方々にも、徐々に考え方の変化も見られます。

自社で雇う+育成により欲しい人材を育てていく。


よくあるのが、高い採用基準を掲げているために、派遣社員一人を雇うのに6カ月近く時間をかけている会社があります。

「そんなに人がいない状態で、運営できているのならば、雇わなくてもいいんじゃないのか?」

と思いたくなります。


低い採用基準でも、制作会社などで6カ月も鍛えれば、それなりにスキルは高まります。
しかも、その間に作業もしてくれることになり、結果として成果は大きなものになります。

人材を早く確保する。
その上で、離職を防ぐために、待遇やコミュニケーション、教育などを充実させていくことで、社内の蓄積はどんどん積み上がります。

そのための、CMSの改修や業務の見直し・マニュアル化は必須。

効率性を求めるのならば、時間軸に見合った採用活動をすることも大事だと思います。
一昔前には、3-6カ月のweb制作の訓練を受けることにより、制作会社などへの就職口が見つけられました。 … 現在は?

かなり厳しいです。

正直、訓練校からweb系の就職口を正社員で求めることは、ほとんど無理な状況です。

各社ともに、実務経験を重視しているからです。
つまり、即戦力市場だけが活況で、新人には門戸すら開かれていない状況なんです。

週に3-4社は新規の求人相談を受けますが、条件を聞くたびに彼らも基準がズレています。
現在、就業している経験者と同レベルの求人をするわけですが、そもそも、自社でのスキルアップも含めて、現在のキャリアがあるわけで、同レベルのスキルを担保することは、なかなか難しい市場になっています。

そろそろ、ECを中心に低スキルの方を採用しても業務が回る仕掛けを作って行こうかと。

やっぱりここでも育成が必要になってくるんですけどね。
求人状況は、一頃に比べて良くなりましたよね。
よーく見てみると、違った面も見えてきます。

1990-2000年頃と比べて、圧倒的に高給な人の求人が減っています。
一方、20代を中心に、安い給料の求人の割合が増えているんです。 あと、介護などの職種的に給料の安い分野も求人は増えています。

加えて、45歳以上の求人も給料を極端に安くすることで、「雇ってあげるわ。」的な求人ばかりになっています。

ECなどネット系の求人も増えましたが、多くは若くて安くてスキル低でも可、という感じの求人ばかりが増えています。あと、極端に高スキルを求める傾向も強いです。

… なにが欠けているか。
育成の視点なんです。


育成の視点を持たずに、安い求人に頼っている企業で伸びているところはあまりありません。
ユニクロだって、意外と育成に金をかけています。

マスコミが叩きますけど、ハッキリ言って、一般の中小企業とは比にならないほど正社員にお金をかけているんです。
これを、「ユニクロみたいに、アルバイトを雇っていれば、その内グッと伸びる。」と考えるアホな経営者が多いことが日本の衰退の原因のようです。


45歳以上の求職者の方には、スキルのキャッチアップはもちろんですが、出来るだけ多くの企業に応募して、声がかかった時点で前向きに考えることをお勧めします。
正直、ブランクがある45歳以上の方は、本当に職が無くなります。

私はウェブ系の職種を中心にしていますが、3-4年前の過去のウェブ制作実績が評価されなくなってきていることも含めて、まず働くことに注力なさることをお勧めします。