高速の時間割引が見直されるという。

我が和歌山県の海南~吉備間の料金引き下げ社会実験から始まったこの全国的な取り組みは、一定の支持を得たものだと思う。

あまりにたくさんの割引制度が混在しているため、効果が薄れているというのだが、制度の基礎を作ったものの一人として一言言わせてもらうと、効果は区間の料金徴収を主軸に置くのではなく、道路という社会インフラが、よりたくさんの国民に使われることこそが無駄にならない公共事業だということ。

深夜や平日の昼間にガラガラの高速を見ると、せっかく作った公共物が勿体無く思えてならない。

料金を下げても交通量は変わらない、と言うなら料金の引き上げに対し何も文句はないのだが。