2024/9/14(土)〜9/15(日)

白山(御前峰・大汝峰)

@石川県

テント泊登山


※観光新道は、2024/9/24〜11月まで整備の為通行止めとなります。


1日目……2024/9/14sat.☀


【天気予報からの予想など】

土曜日の下界最高気温は約34度と非常に暑い予報。1日目は10時近くの出発と、登山にしてはかなり遅い出発時刻の為、観光新道の激登りプラス猛暑との戦いを覚悟してのスタート。


日曜日は、早朝チラチラ☔かもだけど、お昼までに下山出来ればギリ降られないかも?の予想。



【出発まで】

9/13(金) 夫が仕事から帰ってきたのが午後10時前。パッキングして、午前2時まで仮眠をとりシャワーして、午前3時半過ぎいそいそと出発。


9/14(土) 午前9時頃、市ノ瀬駐車場着。

まだ結構空きがあった。

快晴☀とにかく暑い……

市ノ瀬からマイカー規制の為シャトルバスで別当出合まで行く。800円/人。乗車時間は約10分程だろうか。



【別当出合→観光新道】

午前10時前にスタート。名前は【観光新道】なんて、何だかルンルン気分で行けそうな感じだが、そんな気持ちで行こうものならあっさり裏切られる。


序盤は大した傾斜ではないが、途中から始まる激登り&チビには酷な大きな段差。腿上げが多いほど体力が削られ、心拍数が上がってしまう。そしてとにかく暑い……


滝汗……………


下手すると簡単に脱水してしまい、熱中症にもなりかねない状況。とにかく水分補給は怠らないようにした。

観光新道は水場がない為、1.5リットルをペットボトルとサーモスとで持ち、ポカリを凍らせた物を2人分とウィダーinゼリーの凍らせたのを携えた。

これが大正解!


もうとにかく暑くて暑くて、汗がボタボタ落ちる……とにかく喉が渇く。

普段は水分をあまり欲しない夫も、この日はやたら飲んだ。途中クラクラしたらしく、慌てて程よく溶けたポカリを飲み難を逃れたらしい。


そのくらい暑かった。急登で疲れたというよりは、暑さにやられてしまってヘロヘロになってしまった。

(冷房の部屋でぬるい毎日を送ってきた代償である)


途中にある避難小屋にはトイレはあるが、水場はない。暑いので陽が避けられる小屋の中を借り休憩した。

ちょうど休憩をご一緒した男性も東京から来ていて、翌日悪天が予想されることからテント泊をやめ日帰りに切り替えたとかで、下山中の方だった。


観光新道は勾配がきついので、登っても下ってもなかなかにしんどい道だ。でも距離は短いので日帰りだとこちらを下山ルートにとりたくなる気持ちはわからんでもない…………

いやいや、もう二度とこの道は通りたくない💧



【→黒ボコ岩→南竜山荘】

汗だくのだくだくで黒ボコ岩にやっとこさ到着。合流地点なので休憩する人が多い場所。


この黒ボコ岩の少し下に水場があるはずなのだ。地図上では。

ほとんど持参した飲み物を飲んでしまった私たちは残り30分の道をこの水場に賭けていた……枯れていたら詰む…


第一水場、あった……冷たい命の水が流れている……(T_T)ありがたやありがたや……

浄水して飲水を作り、水筒満タンにしたら、夫の顔色がバラ色に笑


ここまで水を欲したのは初めてだったので、水のありがたさが身に沁みた。

そして大汗かいた時は、水だけでは駄目。私たちはミネラルバランスを保つ為に、タブレットを溶かして飲料を作っている。


夏の登山はミネラルバランスを欠くと、足がつったり、バテてしまう。

今年のような酷暑日が続く夏は、ポカリスエットを凍らして持参すると、保冷剤代わりにもなるし、溶けてくれば冷たい状態で飲める(暑い時は冷たい方が体の吸収率が良い)。



さて、そんなこんなでやっとこさ南竜山荘に到着した。テント泊の受付を済ませ、いつもなら先にテントを張りに行くところだが……


まだテン場に空きはありそうだし、何より疲労回復の為、先に山荘で休憩する事にした。

外のテーブルと椅子で、購入した炭酸飲料をがぶ飲みし、早めの夕食を摂った。

尾西の白米と、レトルトの親子丼(夫)、野菜カレー(私)にしたのたが、なんだか入っていかない。

とはいえ翌日アタックの為にもと、なんとか食べきった。こんな時は飲み物とお菓子は入っていくから不思議だ。山荘に懐かしのピッカラがあって、ぺろっと食べた。


やっと人心地ついたところで、いよいよテント張りが待っている。

もう寝たい(心の声)

ドラえも~ん助けてえーー(誰か張ってはくれまいか……)



【南竜山荘🛖→南竜ヶ馬場⛺】

5分程歩いてキャンプサイトへ。

白山国立公園にあるテン場は、トイレが水洗で立派な水場もある、なんともありがたすぎる環境だ。


今回のテントはおNEWのゴッサマーギアの非自立式テントである。

(いつもはニーモのタニ2P)


来る前に河原の土手ら辺で、試し張りをしたのだが、弱風でも風があるとまあ張りにくい……そんながあったので、あらかじめグランドシートをセットして、床部のループに細引きで輪を作って持っていったので、最初に床部をペグで固定してから、ペグ打ちをしたらまあまあ綺麗に張れた。


南竜ヶ馬場のテン場はペグが刺さるので張りやすかった。



【寝るまで】

テントを張ったら、もう一つおNEWがある。それはマットだ。

いつもはエアー式を使っているが、一つクローズドセルマットを購入してみた。

とても軽いのがメリットだが、嵩張るのがデメリット。


夫がこの日はクローズドセルマットで寝た。まだ外は明るいが夫はぐーすか寝始めた。


私はテント泊の時、荷物を片付けるのが苦手でいつまでもぐちゃぐちゃしがち……

明日のアタック時の持ち物とか、寝ている間に必要な物とか……色々考えるとなかなか整理出来ない病にかかっており、あっという間に整理整頓した夫から白い目で見られる爆笑


体を拭き、頭皮を拭き、汗で湿った服を全て乾いたものに替えて、防寒(と言ってもこの日は半袖でも寒くない)を用意し、やっと整理整頓が終わり、午後6時。


歯磨きをして、午後7時には就寝。

翌朝は2時起きの予定。


周りのテントからは話し声は笑い声がまたまだ大きい……うるさいので耳栓をして眠る。


……………


枕を忘れてしまったせいか、夫も私も1時間おき位に目が覚めては寝て、を繰り返した。




つづく………




市ノ瀬ビジターセンター

別当出合

スタート地点

ナナカマド。秋の気配……のはずだけど暑すぎて夏……。

とにかく暑い。

左:南竜山荘
右:南竜ヶ馬場⛺

南竜ヶ馬場⛺サイト