力糸にトライ ~その2~ | MIURA-SHONAN FISHING DIARY
先日 自作力糸に関しての記事をアップしたところ、沢山のアクセスを頂きまして、、、


私が教えて頂いた手法を簡単に紹介させて頂きます。これから挑戦しようという方の参考になれば幸いですm(__)m





ただし、安全性に関わる部分ですので、あくまで自己責任でお願い致します!!


とは書きましたが、しっかり作れば市販に比べコストパフォーマンスだけでなく、クオリティーも信頼できますよ(^^)




船用のPEライン、5~6号、8本撚りの糸をベースにしています。銘柄は先日記事にしました、DAIWAのハイパーメガセンサーを使われている方が私の周りは多いです。(ちなみに画像は別メーカーのものです。)



強度が30kg以上のものを目安にしていますが、投げの力糸に使えるかはラインの質によるので、慎重に選んでください。ダイワのハイパーメガセンサー、またはソルティガセンサーなら間違いないと思います。





大まかな作業内容は、
8本撚りの糸から、3m、2m、1mで各2本、計6本の撚り糸を抜き、テーパーラインを作ります。





メガセンサーは1m間隔で下の画像のようなマークがあり、10mおきにベースの色が変わるので、色ごとに作れば100m巻きで10本力糸が作れる計算です。(以下画像は向かって右がテーパー部分です)




3mのマーカー部分を、指先でほぐすと編み込まれた8本が見えますので、まず一本引っ張り出してカットします。





私は画像にある裁縫につかうリッパーを使っています。目打ちと、ハサミでやるより、引っ張りだし、切るまでの作業が連続で出来て簡単です。






一本切ったところ。




最初3m分は一気には抜けないので私は50cmくらいずつ引っ張り出すようにしました。一気に引っ張ると熱で強度がおちるので気を付けてください。





糸を引っ張ると画像の右側のように残った糸が縮れます。




縮れを手でしごいて伸ばし、抜き取れるまで繰り返しますが、あまり強くしごかず、そっと人差し指と親指にはさんで縮れをとるようにしたほうが、仕上がりが綺麗になりました。



この作業を2回行い、3m部分で2本抜きます。





同様に2m、1m 、でも撚り糸を各2本抜けば出来上がりですが、2m、1mでは、抜く前に8の字で結んで、撚り糸がほどけないようにしてから、作業します。




8の字は1m部分だけでも大丈夫だそうですが、私は念のため2m部分もやっています。


方結びだとそこで強度が落ちるので、安全性のため強度が落ちにくい8の字がお勧めです。



糸を抜く際は8本撚りの糸をバランスよく左右から抜いていきますが、2mあたりからは特に気をつけないと、最後の1mで撚りがほどけてバラバラになってしまうので要注意です。私は2回分無駄にしてしまいました…(^_^;)))


2m部分の抜き方次第で最終的な出来映えが左右される気がします。




最後の1mは糸が2本しかないので、どうしても撚り糸がバラバラになりがちです。それでも機能上は問題ないそうですが、ちょっとした工夫で綺麗に仕上げられる方法を発見(大げさです。。。)しました♪



至って簡単なんですが、最後の1mだけはテーパーの先端側から撚り糸を抜きます。ただそれだけです…(^_^;)))




携帯なので、ちょっと画像寄りきれず見にくいですが、撚りが甘くなっている糸を選んで先端側から抜きます。




8の字で結んだ部分に向かって引っ張り出すと、最後逃げ場が無くなり下の画像のように八の字の手前に縮れが貯まってしまいますが、出来るところまで引っ張り出してカットします。





ここからが肝なんですが、残った撚り糸の先端と八の字結びをした部分を持ってゆっくり引っ張ると、縮れが何の抵抗も無く元の長さに戻ります。あとは引っ張り出し切れなかった切れ端が少し残っているのて、八の字ギリギリでカットすればOKです。


8の字側から糸を抜いてしごくと、端が解放しているため、どうしても撚りが解けてしまいまいがちですが、最後の2本は先の要領で逆からやることで、しっかり撚りが残り綺麗なテーパーラインが作れます♪





あとは保管中に先端からほどけないように、結びコブを作って完成です。






錘側、スイベルとの結束はビミニツイストなどこちらも強度の落ちない編み込み系で!



これは現場でやっても良いのですが、私はビミニでダブルラインを作るところまでしてから保管しています。







力糸の作成にトライするに当たって、クラブの方にコツやお勧めのラインの銘柄など、色々アドバイス頂戴しました。


いつもありがとうございますm(__)m




今のところ0.6号の道糸と電車で直結して使っていますが、0.4号以下のラインをつかう際は、結び方も一工夫したほうが良いそうです。




ここは次の課題です(^^)









追記

0.6号以下の道糸と繋ぐ場合は、直接繋ぐと号数差のため滑りやすいので、0.8号の糸をヒトヒロはさんでいます。

間に挟む0.8号と道糸はFGノット、力糸側は電車で結び、わざと結束強度の差をつけ、根掛かりしたときにそこでブレイクするようにしています。





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