激ウマ隠れブランド
魚は獲れる場所によって、味が違います。
同じ魚でも水温、潮、水質、捕食物によって変わるのです。
そこでしか獲れない美味しい魚は「ブランド」となり、高値で取引されることとなります。
東北で代表されるものといえば、大間のマグロ、金華山沖のサバなどが有名です。
しかし、表に出ていない「隠れブランド」も実は沢山あるみたいなんです。
先日それをとあるショップさんで実感しました
店主:「○○で釣ったアイナメは身が白いんだ。養殖棚から落ちたホタテを食ってて、腹をさくと貝柱が5、6個出てくることもある。おそらくその貝柱の白さが身に回るのかもしれないね。とにかく白いほど美味しくて、ものによってはもうホタテ食ってるように思える(笑)。アイナメだけじゃなく、カレイやウミタナゴまでも絶品。捕食物だけじゃなく、場所もいいんだろうね。物凄く塩分濃度が高い地域でもあるらしいんだ」
編集部K:「ほぉ~!(°∀°)」
と、感心はしたものの、食ってみないことには…。と思っていると、
店主:「(奥さんに目配せしながら)おい、持ってきて」
奥さん:「はい」
店主:「実は昨日釣りに行って、今朝握りにしたそのアイナメがあるんだよ」
K:「ええ!?ヘ(゚∀゚*)ノ」
ラッキー!≧(´▽`)≦
確かに普通アイナメは薄ピンクのような半透明な色をしているのに、おもいきり白い。
いよいよ思いがけずの実食…
K:「!!!!!! ウマァッ!
これ、アイナメじゃないんじゃないですか!?
いや、絶対アイナメじゃないですよ」
店主:「はははは(笑)、だろ?美味いだろ?」
K:「激ウマっす!( ̄▽+ ̄*)」
店主:「磯にいるアイナメは、甲殻類を食べるからどうしても磯臭くなるけど、この養殖棚に着くアイナメは全く臭みがない。それでいてホタテの旨みが出るからこんな味になるんだ。今回は「釣れてないから…」と船長に止められたけど、どうしても食いたくてね。「ボウズでもいいから」と行ったみたら、結構釣れたんだよ」
K:「これだったら1~2匹釣れただけでも満足ですよ」
店主:「うん。あまり釣れないからまたいいんだな。いつも釣れたら飽きるし、ありがたみがなくなるからな」
K:「いや~、本当に美味しかったですごちそうさまでした」
ということで、食べた激ウマアイナメ。
実際同地のアイナメは、通常より3割ほど高く取引されるらしい。
それにしてもアイナメがこんなにも味が違うとは…。
おそらく同じようにあまり知られていない激ウマな魚、「隠れブランド」はまだまだあるはず!
皆さんも色々な場所で釣りをして魚を食べ比べてみては?
あ、アイナメ寿司の写真撮るの忘れた…
(報告:編集部K)