インターンの季節 | いんさいど・べるとうぇい 

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アメリカの首都、ワシントンDCで色々考えてみる。

2009年5月14日星空


今年もそろそろ学生インターンがやってくる時期になった。


インターンシップ自体は5月末からなのだが、迎える方の準備は既に始まっている。


去年と同様、私の下に一人インターンが入るので、今週は仕事の合間にプランを作成。


一般的に、アメリカの会社は人事部の力が非常に弱く、部門内の正社員採用・昇進・解雇などの人事決定権はそれぞれの部門が握っている。人事部の仕事は、ペーパーワークやサポート業務が中心なのである。日本の会社だと、人事部の業務範囲はもっと広く重要度ももっと高い印象がある。


とはいえ、うちの会社の場合、夏の学生インターンは人事が一括採用をやってくれるので、そのプールの中から自分に必要なインターンを選べばよい。


インターンは2ヶ月ほどの期間限定で正社員ではない。どのような仕事を任せるか頭を働かせないといけない。難しすぎても易しすぎてもだめ。こちらとしてはインターンという馬力を得た分アウトプットを上げたいけれど、インターンとしてはできるだけスキルを学んで成長し、履歴書の見栄えをよくしたい思っているはずだ。


インターン君と彼を実際に指導する若手社員君と相談しつつ、やらなければいけない仕事とやりたい仕事、そのバランスを上手くとれるようなプランにするつもりだ。


ここ2年ほど、期待されるアウトプットの量が増え、その質が変化するにつれ、「仕事をする」割合がだんだん小さくなり、「どう他人に仕事をやってもらうか」という部分がどんどん大きくなってきているのを感じる。


いやー、仕事って本当に面白い。