どうも、五郎です。
出張などで地元へ帰るとき、新幹線で京都駅を利用します。
その度に感じるのですが、京都駅前が発展してきましたね〜。
「え、駅前なんだから昔から発展してるでしょ!?」
と思われる方もいらっしゃいますかね。
そう思われるのもしかたないのですが、そうとも言えない背景も。
昨今のオーバーツーリズムの問題も含めて、地元出身者として感じることをツラツラと書いてみたいと思います(^^)
京都の繁華街は離れている
京都のいわゆる繁華街って、京都駅からはけっこう離れています。
具体的にはたとえば四条河原町や祇園などですが、京都駅からは歩くと30分以上はかかる感じ。
なので学生時代から、京都駅前は「他の街に電車で行くときに向かう場所」であって、遊ぶ場所そのものではないという認識でした。
ところがです。
京都を離れてから帰省する度、飲食店や家電量販店、宿泊施設など、どんどん増えていってるんですよね〜(^^)
まあ正直、目ぼしいお店はやっぱり以前と同様の中心地にあるイメージですが、それなりのことは駅前でも対応できるようになってきてます。
京都駅とその周辺の様子
京都駅は、僕がまだ子供の頃に今の形に改装されました。
昔はこんなオシャレな建築物ではなく、素朴な駅舎という感じだったんです。
現在の構内はアシンメトリーな造りでまさにダンジョンのようです(^^)
写真の大階段は、シーズンに合わせてイベントなんかも開催されます。
駅前の発展という意味では、京都駅自体が駅ビルになり伊勢丹が入ったのは大きかったかもしれませんね。そこが着火剤になって広がっていった印象です。
元々近くにあった近鉄百貨店がヨドバシになったり。
地下街(porta)が周りのビルや地下鉄と繋がって利便性がよくなり、そこでもお店の新陳代謝がたくさん起こることに。
そして、駅前周辺の路地の至るところに面白いお店が参入してくることになりました。
最近は久々に行くと知らないお店がたくさんできていますね〜(^^)
駅ビルから見える京都タワー、京都のシンボルです。
そんな京都タワーも例外ではなく、下のビルに入るテナントさんがどんどん充実していってます。お土産屋さんや、市内の有名店が入った「呑めるフードコート」みたいな場所まで。
ついには最近ネーミングライツが始まりました。
現在は「ニデック京都タワー」だそうです(ニデックさん初耳でしたが)。
オーバーツーリズムに地元出身者として思うこと
さて、少しだけ京都ならではの社会問題にも触れておきましょうかね(^^)
駅前の発展は、旅行者の方の利便性も上げています。
しかし他方で、オーバーツーリズムになってしまっていて、地元の人に不都合なことが起きてるとの話も。
なんでしょ、たとえば通勤通学に使っているバスが混雑して乗れないとか。
個人的な意見として思うのは…
(京都民の代表としての意見ではないですよ。)
「ある程度は問題も出てくるのはしかたないのでは」
「旅行客の方には来れるだけ来てもらう、という大きな方向性は間違ってない」
ってことです。
京都は本当に観光で成り立っている街です。
あれだけコロナ禍で観光客が来ないことを嘆いていたのに、いざ海外の方も含めて観光に多くの方が来てお金を使ってくれるようになったら文句を言い出す。
それはちょっとどうなんでしょうか。
物事には両面あるので、やっぱり良いとこ取りはできないですよ。
もちろんバスの問題やマナーの問題は、お互いリスペクトしあって解決策を講じていかなくてはいけないのは大前提ですけどね。不利益を受けている人に不満がたまりすぎないように急ぎたいところです。
ただね、バスの話だって。
元はと言えば、地下鉄の計画を含めて交通の政策を見誤った京都市という自治体としての問題など、難しい話が背後にはあるのです(目先の利益を取って、そういう政策を実行する候補者を選んできたのも京都市民だったり)。
TVで街頭インタビューを見ました。
「タクシーは高すぎるし、京都は電車など他の交通手段が発展していないのでバスを使う」という外国人の方の意見。
習慣的にトランクケースを預けることに不安もあり、荷物を持ったまま乗車してバスを占領してしまうことになっているようです。
なんか、、、旅行客の気持ちもわからないでもないです、僕は。
出発点によっては電車の路線図が微妙で利用できないんですよ。
(だから地元では基本チャリ移動でした。最近は京都もLUUP多いみたいですね〜)
京都に来て感動してくれる外国人の方を見ると、たとえそれが一側面だと知っていても僕は素直にうれしいです。
「ダメなものはダメだよ」と取り締まれるように制度を整えて、これからも観光を楽しんで行ってもらえるといいなと思いますね〜。もちろん国内の方も。
な〜んて、知らんけど(使ってみました笑)