9月12日から14日の3日間のピクシブサマーインターンに参加してきました。

 

課題内容は独自に開発されたエナジードリンク「pixiv DORADO」を広めるためにはどうすればいいか。

 

この課題に僕らインターン生8人+新卒社員さん2人で合計4チームに分けて取り組み、最終日にコンペティション形式で競いました。

 

先に結論から言うと、、、

力及ばず優勝することは出来ませんでした。非常に悔しい。

 

ただ頂いた社員さんからのフィードバックを見ると

「なるほど、確かにそうかもしれないな」と思うものがいくつか。現場の人の生の意見を頂けるのもこうしたインターンの大きな魅力なんだと思います。

 

 

・インターンの雰囲気

 

実際に参加してみて、特に驚いたことはインターン生に対して、超超超オープンな形だったこと。

3日間僕らが打ち合わせを行ったのはここなのですが、実はここオフィスの真ん中です。ど真ん中です。

当然周りの社員さんの様子がまるわかり。パソコンに向かって黙々と作業している人や、数人で喧々諤々と打ち合わせを行っている様子をインターン中ずっと見ることが出来ました。

ここまで、オープンに職場の雰囲気を学生に見せてくれる企業はそうそうないんじゃないでしょうか。

 

そして、このインターンの大きな魅力がもう一つ。写真を見たときに気付く人は気づくかもしれませんが、

 

実はこの場にメンターさんがいないんです。

 

そうなんです。この3日間、チームごとに社員さんがメンターとしてつくということなどはなく、全てインターン生のみで打ち合わせを行ったんです。

あ、もちろん質問や気になることがあればいつでも社員さんに気軽に聞くことは出来ました。

 

でも基本はすべて学生。

 

僕にはこれが非常にありがたかった。

というのも、もしメンターさんがついてくだされば、僕は気が小さいので、その人の意見にとにかく迎合してしまうんじゃないかと恐れていたからです。

 

それに、メンターとしてついてくださる社員さんも、自分の面倒を見る班には、なにより自分が納得いくものをつくってほしいと考えると思います。

 

すると、その案はインターン生のものというよりは、メンターさんのものになってしまうのではないか。

 

それでは、あまりインターンに参加する意味がないと僕は考えていました。

だから、インターン生の自主性を信じてくださって、3日間メンターをつけないというかなり大きな決断をして下さった、担当のマルさんとカミコさんにはとても感謝です。

 

おかげで、自分たちが本当にいいと感じるものを用意することが出来ました。ありがとうございます。

 

 

・「伝える」ことの難しさ

 

ただどれだけ自分たちがいいと思っていた案でも、最初に書いたように結果は優勝できず。非常に悔しかったです。

 

プレゼンを終えた後の社員さんの反応を見て感じたのは、

 

「自分たちがいいと思う事を相手に伝えるのはこんなに難しいことなのか!」

 

ということです。

 

僕はコンペに参加すること自体は初めてではなく、むしろこれまでに何度もやってきている方なのですが、毎回プレゼンを終えるたびに「伝えること」の難しさを痛感します。

 

もし伝える時間がいくらでもあって、相手を納得させることが出来るまで話し合うことが出来るのなら、自分たちの案の魅力をあますことなく伝えることが出来ます。

 

しかし、実際はプレゼンできる時間には限りがあります。その限られたプレゼン時間の中で、初見の人でも「あ、これ面白そうじゃん」「これは絶対に今すぐやった方がいい!」と思わせなければいけません。

 

僕らはとことん実現性にこだわった案をプレゼンしたのですが、頂いた社員さんからのフィードバックで胸にささったものの中に

 

これはすぐに出来ると思われても、やりたいと思われなきゃ意味はない

 

がありました。確かにその通りです。「これは是非やりたい!」と思わせるだけの魅力を相手に伝える事、今回、僕らのチームにはそれが足りなかった。

 

反省点としては、もっともっと内容を具体的に詰めるべきだったとか、それを実際に行うことによる効果はどれだけ現実的なのかどうかの精査をもっとするべきだったとか、色々あります。

 

あまりにもたくさんあるのでここでは書きません。

ただ、それだけの反省点を見つけて、悔しいと思える機会が与えられたことは、僕の今後に必ずプラスになると思っています。

 

なので、自分はこのインターンに参加出来て、またそこで悔しい思いを沢山感じることが出来て本当によかったです。

 

 

・最後にピクシブのインターンに参加するかどうか迷っている人に向けて

 

ピクシブに限らず、インターンの感想記事を読むと多いのが「社員さんがすごくいい人!」……です。

 

僕はひねくれているのでそうした記事を読むと「無理やり書かされているんだな。本当はブラック企業なんだろうな。かわいそうに。」と思います。

 

だけど、ピクシブの社員さんは本当にいい人ばかりでした。

 

これは無理やり書かされていないです。本当です。とてもフランクに話しかけてくださるし、質問にも丁寧に回答していただけます。

 

何より自分たちの考えにキチンと耳を傾けてくださるので、意見が非常に言いやすかったです。

 

僕はアプリ「ピクシブコミック」を1日1回は必ず見るヘビーユーザーなのですが、お昼を社員さんと食べているときにたまたまその話になりました。

 

そこで、自分がいいと思っている部分や少し不満に思っている部分などを開発者さんと少しお話しさせていただいたのですが、どんなことでも本当に真剣に聞いてくれました。

 

これはすごく嬉しかったです。

 

インターンに参加する上で重要なことは、インターンの内容だけでなく、どれだけ社員さんと関われる機会が与えられているかもあると思います。

 

どれだけインターン内容が魅力的であっても、実際の社内の雰囲気、社員さん同士の関係が見えてくるようなものでなければ、その会社でインターンを行う意味はありません。

 

その上で、ピクシブのインターンは本当にお勧めです。社内の雰囲気、社員さんの考え、会社をどうしていきたいと思っているかなど全て感じることが出来ます。

 

少しでも迷っているならば、必ず参加するべきインターンです。とてもお勧めです。是非参加してみてください。