こんばんは。


本日は、私が10年前にかかってしまった病気『脳腫瘍』について書きたいと思います。


こうやって自分の病気と向き合うようになれたことはとても進歩だと感じている反面、


思い出すのが辛くなる部分もありますが、書き記したいと思います。



50代に入った頃(春先でした)の私は毎日家事とパートの仕事で忙しい日々を送っておりました。


私には子供が三人おります。

長女は大学を卒業して就職したばかり、長男は就職して3年目、次男は県外の大学へ通っており長期の休みにならないと自宅へは帰ってこない、という感じで子供とはなかなか顔を合わすことがなく夫婦二人の時間が多かったように感じます。


主人は私より2つ年上で地元の公務員をしておりました。

ですが、主人はその時鬱病を患っておりました。仕事が原因でした。

主人は毎晩眠ることもできなくなり、仕事を辞めることになりました。

主人は明るく前向きな性格でしたが病気になってからはほとんど話すこともなくなり私は『自分がしっかりしなくてはいけない!』と思って過ごしておりました。


そのころ、ひどい頭痛になったり、仕事中に書いている文字が思うように書けない、といった症状が出ていました。しかし、私は『自分のことより主人のほうが大変な思いをしている』と思っておりましたので自分のことを省みることはありませんでした。


職場の上司に『恒子さん、あなた、ちょっと最近具合が悪そうだから病院へ行ってきた方がいいわよ』と、何度も言われました。それでも私はまだ自分のことは大丈夫だと思っておりました。


そのうちに、夜中にトイレに起きた時、脚に力が入らなくなり歩いている途中で転んでしまうことがありました。娘がその音に驚いて心配していましたが、私は『更年期障害の一種よ、心配いらない』と言いました。


こうして、主人と娘、息子と一緒に暮らしていましたが家族に自分の症状が知られることはほとんどなく数ヶ月が経ち、症状はどんどんひどくなってきました。


頭はガンガン、手足は震え、日常生活が不便に感じていました。


私の母がお盆休みに『あなたのことがとても心配だから大きな病院で検査してきなさい』と言われ

渋々仕事の合間を縫って自分の運転で国立の病院へ行きました。

脳のCTやMRIを撮ったり、いろいろな検査を受けました。

安易に考えていた私は、検査結果を聞いて早く帰りたいと思っておりました。




しかし、その日に告げられたのは衝撃の結果だったのです。




お医者様から、


『脳に大きな腫瘍ができています。今からすぐに入院していただきます。』と。


この日から、私の人生は一変いたします。

続きはまた投稿させていただきますね。


本日はこの辺で。




最後までお読みいただきありがとうございました。