あのなつ日記

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毎日、色々と考えてます。

Amebaでブログを始めよう!
先日、おもむろに『Big Sur』にアップデートしてしまったので、それ以来、zfsが動かなくなってしまいました。 待ちわびてたら、lundmanが何とかしてくれました。

それが、こいつだ! OpenZFS-2.0-release

取りあえず、pkgをダウンロードして、インストールしてみた。
けど、、動かない、、、。ヾ(-_-;)

sudo zpool version
The ZFS modules are not loaded.
Try running '/sbin/kextload zfs.kext' as root to load them.
ちなみに言われたとおり、
sudo /sbin/kextload /Library/Extensions/zfs.kext
を実行するも、
Executing: /usr/bin/kmutil load -p /Users/xxxx/zfs.kext
と表示されて、エラーメッセージが出ないので、大丈夫かと思いきや、
sudo zpool version
The ZFS modules are not loaded.
Try running '/sbin/kextload zfs.kext' as root to load them.
同じエラー、、、、( ̄△ ̄)。

ググったら、以下に解決方法が、書いてあった。


kext does not load on 10.16 Big Sur #8

要は、Boot Argumentsに、"keepsyms=1" をセットせよとのこと。
(上記エラーになった分は、アンインストールして、)
Boot Argumentsを実行してみる。

Boot Argumentsの実行手順は、以下の通り。

1. 起動時にCommand+Rキーを押し続け、リカバリーモード(macOS復旧)に入る。
2. 管理者でログイン。
3. 復旧云々のメニューは無視して、左上のユーティリティ > ターミナルで、ターミナルを起動。
4. 以下のコマンドを実行。
sudo nvram boot-args="keepsyms=1"

で、再起動して、ターミナルから、

sudo nvram boot-args
を実行して、
boot-args    keepsyms=1
が表示されれば、オッケー。

この状態で、上記pkgを実行すると、無事にインストールが完了しましたぁ。

sudo zpool version
zfs-2.0.0-1
zfs-kmod-macOS-2.0.0-2-g0197ddc9c5-dirty

『OpenZFS on OS X』の情報は少ないからねぇ。
誰かの一助になればと公開してみました。

 

2020.11.15 @Facebook********************

今朝、寝ぼけてたら、何気に、Big Sur にアップグレードしてしまった。
Catalinaのアップデートを押したつもりで進んでしまった。

よく使うものの中ので、動かなかったのは、ZFS、Parallels、gVim。
ZFSは、kext辺りがおかしかったので、色々とやってみたけれど、ダメ。
ってか、githubのフォーラムでもパッチを作っているとか出てきて、ダメなのは確定 → 待ち。

Parallelsは15を使っているんだけど、これも待ち。
Virtual Boxとかち合うとの情報もあったので、VBをアンインストールしてみたけど、ダメダメ。
最悪、16にアップすれば動くので、早く解決したければ、アップグレードするしかないのかな?

gVimは、.gvimrc をガリガリとイジってみたけど、解決せず。
もしかしてと思い、環境設定を開いてみて、→ 詳細 のCore Textレンダラを使用するのチェックを外したら、事なきを得た。

ZFSはまだだって、わかってたんだけどなぁ。
何で、Big Sur にしちゃったかなぁ、、、。



********************2020.11.15 @Facebook

 

結局、Parallelsは16にアップデートした。

ちょっと遅くなったかなぁ?
kextとか、システムコールとか、その辺がアップデートしているのに、無理矢理対応しているからか?

まあ、今回のバージョンは、10.xxじゃなくて11だから、実質、アップグレード。
大幅に変わっているのは否めない、、、。


P.S.後日談
ZFSはアップデートが来ていたので、設定した。
詳細は、ここ →OpenZFS on OSX 2.0.0 for Big Sur

Parallelsもアップデートした。
でも、Parallelsのニューバージョンは遅いなぁ。
カーネル拡張とか、システムコールとか、その辺のMacOSのコアな部分が使えなくなっているのを、多分、無理矢理、動かしているんだろうな。

『ばるぼら』は手塚マンガの中でも一二を争うぐらい大好きな作品。
それを息子の手塚眞が映画化するなんて、これは、観に行くしかない!

着いたら、結構、並んでて、ネットで予約した人から案内してた。
こんなマイナーな映画館に来たことはないので、システムがよく分からない。

はたまた、新型コロナ対策か?

「いきなり来たんですが、入れますか?」

「何とかします。」

最初にお笑い芸人の『オラキオ』が出てきて前説を始めた。

(ワンドリンク制とか前説とか、ちょっと変わった上映方式だなぁ)

オラキオがコントを始めた。

(えっ?!(ΟдΟ?))

映画館は二階だった、、、(-""-;)。

でも、面白かった。

テレビではひな壇芸人だけど、コントは物語性があって、練られていて、凄く面白かった。
演技も引き込まれるほど上手かった。

最後は客席に挨拶に来てくれて、一緒に写真を撮ってもらった。

この日の演目の一幕でもいいからYoutubeにアップすべき。
目に触れた人は、絶対に評価が変わるはず。

※写真の掲載につきまして、何かありましたら、ご連絡ください。

奮闘記と言うほどでもなく、さっくりと動いてしまった。
ただ、ネット上では『ZFS on Mac』の情報は驚くほど少ないので、一助になればと書いてみました。

1.インストール

公式サイトから、最新のdmgを落としてきてインストールする。
このときに、Macのセキュリティとプライバシーに引っかかるんだけど、

「許可をするのに、このインストーラーを終わらせてから」

と、終わろうとさせると、

「インストール中です」

の狭間で、どうしようもなくなる。
まあ、このまま無視してもインストールは完了するので、後でなんとかなる。

2.フォーマット

インストールすると、Macのディスクユーティリティに ZFSが出てくるので、これでフォーマットするだけ。

だった筈なんだけど、用意したHDDがWindowsで使用していたもので、MBRでフォーマット済だったために、ちょっとはまった。

Error: -69821: Partitioning scheme does not support requested file system(s) partition type(s)

が出て、ディスクユーティリティからZFSでフォーマット出来ないのだ。 なので一度、コマンドラインから、

diskutil eraseDisk JHFS+ tempName GPT /dev/disk2

っと、GPTにして、事なきを得た。

disk2〜disk5までのフォーマットが終わった状態。
TYPEのところが、『FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF』となっているけど、気にしない。

/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.0 TB     disk0
   1:                        EFI EFI                     314.6 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         1.0 TB     disk0s2

/dev/disk1 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +1.0 TB     disk1
                                 Physical Store disk0s2
   1:                APFS Volume Macintosh HD - Data     977.9 GB   disk1s1
   2:                APFS Volume Preboot                 83.2 MB    disk1s2
   3:                APFS Volume Recovery                528.9 MB   disk1s3
   4:                APFS Volume VM                      2.1 GB     disk1s4
   5:                APFS Volume Macintosh HD            11.4 GB    disk1s5

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk2
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk2s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk2s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk2s3

/dev/disk3 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk3
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk3s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk3s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk3s3

/dev/disk4 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk4
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk4s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk4s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk4s3

/dev/disk5 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk5
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk5s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk5s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk5s3

3.RAIDZの作成

色々とググった結果、以下のパラメータでcreateすることにした。

sudo zpool create -f -o ashift=12 -O casesensitivity=insensitive -O normalization=formD tank raidz disk2s2 disk3s2 disk4s2 disk5s2

一応、解説しておくと、

ashift=12
セクタサイズを4096にする。

casesensitivity=insensitive
ディレクトリ名やファイル名の大文字小文字を区別しない。

normalization=formD
ディレクトリ名やファイル名の並び順を正規化形式Dとする。

tank
名前は何でもいいのですが、ZFS界隈ではこの名前をつけたりするのが一般的。

名前以外のパラメータは、この通りにしておいた方が無難。
みんなそうしているみたいで、特にMacの場合には、諸々とエラーの原因になることがあるそうで。

が、しかし、、。
以下のエラーを得てしまった。

Failed to load ZFS module stack.
Load the module manually by running '/sbin/kextload /Library/Extensions/zfs.kext' as root.
The /dev/zfs device is missing and must be created.
Try running 'udevadm trigger' as root to create it.
ちなみに言われたとおり、
sudo /sbin/kextload /Library/Extensions/zfs.kext
を実行するも、
/Library/Extensions/zfs.kext failed to load - (libkern/kext) system policy prevents loading; check the system/kernel logs for errors or try kextutil(8).
これでググったりして、30分ぐらいロスしてしまったけど、なんの事は無い、インストール時に無視したツケが回ってきていただけだった。

セキュリティとプライバシー > 一般 に何か出てたので、許可したらすんなりいった。
GUIだと画面に出てくるんだけど、コマンドラインでやっているので、知らない間にこっそりと出ているので要注意だ。

あと、bashで作業するので、bashのフルアクセスも許可しておくと無難かも。

で、以下の結果。

$ zpool list
NAME   SIZE  ALLOC   FREE  CKPOINT  EXPANDSZ   FRAG    CAP  DEDUP  HEALTH  ALTROOT
tank  5.44T  2.64M  5.44T        -         -     0%     0%  1.00x  ONLINE  -
$ diskutil list
/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.0 TB     disk0
   1:                        EFI EFI                     314.6 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         1.0 TB     disk0s2

/dev/disk1 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +1.0 TB     disk1
                                 Physical Store disk0s2
   1:                APFS Volume Macintosh HD - Data     977.8 GB   disk1s1
   2:                APFS Volume Preboot                 83.2 MB    disk1s2
   3:                APFS Volume Recovery                528.9 MB   disk1s3
   4:                APFS Volume VM                      2.1 GB     disk1s4
   5:                APFS Volume Macintosh HD            11.4 GB    disk1s5

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk2
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk2s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk2s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk2s3

/dev/disk3 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk3
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk3s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk3s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk3s3

/dev/disk4 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk4
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk4s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk4s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk4s3

/dev/disk5 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.5 TB     disk5
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk5s1
   2: FFFFFFFF-FFFF-FFFF-FFFF-FFFFFFFFFFFF               1.5 TB     disk5s2
   3:                 Apple_Boot Boot OS X               134.2 MB   disk5s3

/dev/disk6 (internal, virtual):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        +4.3 TB     disk6
   1:                ZFS Dataset tank                    4.3 TB     disk6s1
$ zpool status
  pool: tank
 state: ONLINE
  scan: none requested
config:

	NAME         STATE     READ WRITE CKSUM
	tank         ONLINE       0     0     0
	  raidz1-0   ONLINE       0     0     0
	    disk2s2  ONLINE       0     0     0
	    disk3s2  ONLINE       0     0     0
	    disk4s2  ONLINE       0     0     0
	    disk5s2  ONLINE       0     0     0

errors: No known data errors

4.パーミッション

ユーザーレベルが使用できるように適当に。

$ sudo chmod 777 /Volumes/tank

5.ドライブの切り出し

tankのまま使用してもいいんだけど、ZFSは多層的に管理できるので、Usersと言う名前で、切り出してみた。

$ sudo zfs create tank/Users
$ sudo chmod 777 /Volumes/tank/Users

しかし、これが問題点になるとは、、、。

6.問題点

さっくりと設定できて、サクサク動いて、通常使用でも問題は起きてないんだけど、ちょっと不満点が。

ZFSは多層的に管理されているんだけど、dfコマンドはそれに対応していない。
なので、tankはみられるけど、その下のtank/Usersはみられないし、tankとして使っている容量にtank/Usersは含まれていない、、、。

リンゴマークから、このマックについても多分、単純に dfコマンドを実行しているだけなんだろう、結果は同じ。

一応、zfsコマンドではみられる。

$ zfs list -r tank
NAME         USED  AVAIL  REFER  MOUNTPOINT
tank         301G  3.53T  1.81M  /Volumes/tank
tank/Users   301G  3.53T   301G  /Volumes/tank/Users
tank/Usersを切り出さなかったら良かったのか?
切り出さなくてもみられなかったのか?
今となっては、謎。

そして、この点に関しては、不便極まりない、、、。

MacのSSDがいっぱいになってきたので、HDDを増設することにした。


1.5TBのHDDが10台ほど余っているので、箱だけ買って適当にRAIDを組み上げようと画策。
っと、思って買ったんだけど、Macって、ソフトウェア(or BIOS)だけでRAID5が組めないのかーー。



仕方がないので、ZFSで構築することにした。


ZFSとは、ライセンス問題が解消されればAppleもLinuxも組み込みたい意向は示している画期的なファイルシステムだ。
(Ubuntuのパッケージには入っているけど、Linux著作権委員会から文句が飛んでいるらしい。)



ZFSは出始めの頃に、FreeBSDで試したっきり。
ちょっとググっても、ZFS on Macの情報は驚くほど少ない。


はてさて。


同じ箱でRAID5付のは5,000円ぐらい高い、、。