2012/01/02 08:58

小雨ちらつく大手町。続々と現れる1区の選手たちの腰には同じ文字が揺れる。「がんばろう、日本」

駅伝とは、世界的にも珍しい、日本独特の競技だ。1人がみんなのために。いつもはチームのために走り、襷をつなぐ。

今大会は加えて、これからを担う若者たちが、ライバル同士ながら、同じ思いを抱いて走る、そんな大会になった。


1区、なんと言っても注目は去年1区区間賞の早稲田大学大迫。更に日体大服部、駒澤攪上。東洋は4年宇野。

オーダーで気になるのは明治鎧坂の不在。腰が気になるということだが、今季は五輪も視野に入る程、調子も上がっていたため(A標準突破)に欠場ならば無念という他ない。ガラスの脚と言われた高校時代の悪夢を繰り返さないよう無理をしないで欲しい反面、4年のラストランを見たい気持ちもある。明日の復路を待つ。

村澤は順当の2区。最初のエントリーの段階では5区山登り起用も取り沙汰されたが、今季は調子もなかなか上がらず、2区で妥当か。拓大、山梨は両校外国人を3区で起用。2区はあえて回避。
ラストランの柏原はやはり5区。今季は調子はイマイチ。だが去年の雪辱を晴らすべく、力走をみせられるか。

いよいよスタートです!!走る人


2011/01/03

はい。皆様、あけました2011年晴れ
あけたらもうやることは一つ。


駅伝を見るビックリマーク



ニューイヤーは正直不甲斐ない走りも多かった(私的に)ですが、箱根は素晴らしい激戦となりました。


結果から、優勝は、我が母校、早稲田大学!!!!!!




おめでとう、渡辺康幸。


この日のために、出雲も全日本も胴上げを我慢し、ダイエットに励んだ甲斐がありましたね。


ちなみに、二年前の箱根駅伝について書いた自分のメモを見たら、「二年後に期待」って書いてあったよ\(^O^)/スゲー自分ビックリマークビックリマーク


そんなこんなで、メモは膨大な量になるので、今大会の感想をなるべく短く述べてみます。




東洋が後悔するなら、5区ではなく、ここでしょう。1区、早稲田期待のルーキー大迫が飛び出し、付いていったのは日大堂本のみ。この二人は、長野佐久長聖高校の先輩後輩。堂本は先輩の意地を見せつつ、大迫のスピードには付いていけず。しかし鼻血を出しながらも区間二位の力走。その他は1キロ3分オーバーの超スローペースで大集団。中継所では襷が上手く渡せない程の混乱ぶり。

花の2区。ここで語るべきはただ一人。東海大学村澤明伸!!!!ラブラブラブラブますますスピードにもイケメンっぷりにも磨きがかかってまいりましたが、襷を受けた時点で東海はまさかの(?)最下位。2区は外国人留学生も多く走るため、正直区間賞は難しい。そんな常識もぶっ飛ばす激走を見せ、あれよあれよと17人抜き!!区間賞を獲得し、歴代4位の記録をマークしました。やっぱりすごいなー村澤くんは。東海大学は3位浮上。日大ベンジャミンは健闘。早稲田平賀はいつもの冷静な走りで独走をキープ。佐久長聖対決は村澤に軍配。拓殖の留学生は思ったより奮わず(予選会1位)山梨高瀬、日体大野口の両主将はどちらも奮わず、この2校はこれ以降苦しい戦いに。

3区はスピード区間。
東洋大学は2区兄の啓太から弟の悠太へ双子の襷リレー。高校ではトップレベルだった二人はルーキーとしてはまずまず。但し、1区の出遅れもあり、スタミナ面の強化が必要か。山梨は留学生コスマスをここで起用。前を追い上げるも前区間の不調が響く。


早稲田大学は、1区大迫で抜け出し、それを確実につないだ。しかし、1区の飛び出しは驚異的な記録ではなく、むしろ他チームがスローペースな上に自重、牽制と悪い状態に勝手に陥ったと言うべき。

東洋は後悔するなら5区ではなくこの部分。
今回語るべき選手は一人くらい。東海大村澤明伸。
彼はケガで箱根予選会も回避。通常、怪我自体は回復しても、走り込みが足りないとスタミナ切れを起こす。しかも、花の2区とはよく言ったもので、各校エースが集うスピード区間。そして長い。留学生が多く、日本人の区間賞は難しいとされる。そんな常識もぶっ飛ばすのが、真のエースだ。そう言わんばかりの村澤の激走。あれよあれよと17人を抜き、見事区間賞を獲得。歴代4位の記録を叩きだした。しかし、村澤のあんな苦しく歪む顔を初めて見た。最後は足も上がらなかった。気持ちの強さも見せ付ける走りだった。東海大は村澤の活躍に5区早川の健闘、ルーキーの快走に4年生の奮起と、最初の出遅れを取り戻し、見事久々の上位入賞。(4位)

またシード争いが熾烈を極めたが、これは実力が拮抗している証拠でもある。今回、往路、総合で新記録がマークされたが、区間新そのものは6区駒沢千葉の記録のみ。つまり、全体が底上げされてきているのである。1区の牽制がなければ、より良い記録が出た大学もあると思うので、そこはやはり残念。


さて。


いまだかつて、こんなにドキドキした10区があっただろうか。
正直、最初に

おめでとう、渡辺康幸。

と書いたのは、私は渡辺監督を最後まで信じきれなかったからである。

別に、渡辺さんからしたら、知らねえよ、というはなしであるが、私は常々、渡辺さんの監督としての手腕には懐疑的であった。

確かに、渡辺はすごい選手だった。しかし、だからこそ、監督としては難しいのではないかと。これは、本人も語っているので、実際あった問題なのだろう。しかし、それよりも何より、渡辺は優しすぎる。


今日、復路のオーダーを見た瞬間、「またか…」と思った。渡辺監督の悪い癖がでたか…と。

他校ならばエース級の佐々木、志方を外し、高野、中島といった4年生、そしてずっとスランプの三田、結果を出せない八木を起用。渡辺さんは、どうにも、4年生を切れない。これで過去優勝を逃したこともある。

佐々木や志方の調子もわからないし、トラックのタイムは参考にしかならない。しかし、出雲にも全日本にも出ていない、この布陣で行けるのか…??

しかし、結果として、これは杞憂に終わった。今回、早稲田の勝因を挙げるとすれば、監督と選手との信頼ではないだろうか。
監督の期待に応えるべく走る。これは、早稲田の選手の大きな原動力となっていたようだ。
これを、名監督と言わずしてなんと言おう。

ゴール後、泣きながら「渡辺さん!!」と叫ぶ選手たちの姿に、思わず謝りたくなった。

東洋の計算も、決してまずくなかった。1区を除いてはほぼ予定通りだっただろう。しかし、予定で終わってしまった。3連覇。これこそが、東洋にとって今回最大の足枷となったのかもしれない。もちろん、プレッシャーは尋常ではなかっただろう。現に柏原はスランプに陥り、今回も力走を見せたが本人としては不服の結果であろう。

ただ、私見としては、東洋は、勝ち方を身につけすぎた。これが、今回の印象だ。

上位で柏原へ繋ぎ、5区で後続を引き離し、その貯金を守り切るーこの過去2回の常勝パターンは、確かに、理想的である。もちろん、柏原以外の選手も懸命に走り、区間賞もとり、過去二回では8区で抜き返しているなど、みんなが強い選手であることに間違いない。

しかし、早稲田に勝てなかった。

正直、オーダー表の時点で安定感があったのは東洋だ。確実につなぐ。その狙いがはっきりしていた。

レース本番、早稲田のほうが良かった訳ではない。

ただ、早稲田の方が泥臭い走りをした。顔を歪めて、転んで、フォームが崩れても、負けない。その気迫が早稲田にあった。無論、千葉優は8区で早稲田を追い詰め、最終10区では山本が区間賞の走りで必死の追い上げを見せた。でも泣きそうに振り返りながら逃げる、なんともカッコ悪い早稲田の中島を応援したくなってしまった。

東洋も、最後の必死さが、もっと前に見られていれば勝負は引っ繰り返っていたかもしれない。

その差、僅か21秒。

史上最小差。

王者を追われた彼らの目はあまりに暗かった。しかし、あくまで調子の良い人選をする東洋は今年も若いチーム。また来年挑戦者としての活躍が期待される。

短く、と言いつつ、長くなったなぁ…笑


今年は波乱の箱根でしたが、棄権どころか大ブレーキもなく、良いレース展開ではなかったかと思います。
そして一際目を引いたのは、佐久長聖出身の多いこと!!大迫、堂本、平賀、村澤、千葉…記録でもかなり名をあげた選手は軒並み佐久長聖出身。今や日本陸上界のエース、佐藤悠基や、上野裕一郎も同校出身。やはり、両角速監督は今一番名指導者と言える。佐久長聖の強さは、スピードはもちろんだが、なによりそのクレバーな部分にある。レースを作る能力が飛躍して高い。1区はそれがよく証明されている。大迫が他に同調することなく、また、一人旅にペースを乱すことなく走り切ったのはもちろんだが、それに食らい付いた日大堂本の走りも素晴らしい。後輩に負けるわけにいかないという気持ちも無論強かったのだろうが、あそこで諦めず前に出たのは偉かった。その後は鼻血が出るアクシデントに見舞われながらも2位でベンジャミンに繋いだ。結果としては大迫に大差をつけられたが、自分実力内での的確なレース運びをできたと言えよう。日大は残念ながら最下位に沈んだが、久々にいい選手を獲得した。彼を中心に、日本人選手のレベルアップ、留学生への依存からの脱却を期待したい。

佐久長聖はクロスカントリーを練習に多く導入し、タイムよりコースに合った走りを自分で模索する訓練をしている。トラックでタイムが良くても、ロードになると走れない課題を持つ選手は多いが、佐久長聖の選手が潰れにくい秘訣はここにあるのだ。

また、佐久長聖の選手の多くが、美しいフォームで走る。私的には、やはり村澤が完成形だと思っているのだが、上半身が安定しているのだが、、腰から下、ストライドは非常に大きい。そのため、一見そんなに速く走っている様にも見えないのだが、気付くと前を捉えている。これは、上下などの余計な動きが一切ないからで、頭はほぼ動かない。脚は比較的内股、外蹴りで、これはややもすると足が横に流れてしまうため、実はあまり多くないフォームなのだが、黒人などのトップランナーには多く見られる。膝下が長く細身の選手向き。(竹澤は反対にかなりのがに股で内蹴り。これは筋肉質で、太ももが太くなる。日本人は昔からこのタイプが多かった。)
高校時代から徹底したフォームの矯正がなされているのだろうか。箱根を目指す大学、指揮官には、佐久長聖の選手は今一番魅力的な選手なのではないだろうか。

今後、さらなる活躍に期待したい。



2010/01/04 23:07

以下、戯言についての戯言

http://mgw.hatena.ne.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.47news.jp%2FCN%2F201001%2FCN2010011801000967.html&guid=on

(東洋大学の優勝を受けての、他大学の監督陣による柏原潰しに関して。ニュース記事があまりいいものがありませんでした…)


ひたすら戯言。

しかし、戯言すぎるだけに、今の駅伝の残念さも見えてきた。

本当に、だったらなんで距離長くしたんだ??


確かに、柏原の力なくしては、東洋の2連覇はなかっただろう。

でも、柏原だけで勝った訳じゃないだろう。

1区宇野はトップ集団に気迫で食らいついたし、2区から4区だってみんな区間10位以内で走っている。
6区市川は後半失速したもののルーキーでは上々の走り。
7区田中は区間賞。8区千葉は区間賞まであと1秒だった。

誰もブレーキせず、確実に繋ぐ。

往路は、柏原がいてくれる。だから○分内(おそらく4分程度)でつなぐ走りをしよう。

復路は、1区からつなぎ、柏原が作った貯金を広げる走りをしよう。

実際、復路で東洋との差を大きくつめたのは駒澤のみ。



これで、果たして


山だけ。



柏原だけ。




と言えるのか??


だいたい、強い選手がいて、それをどう配置して活かすのかが駅伝の醍醐味だ。


一人の力で勝った、なんていうのは、駅伝の素人の見方。

2区で速いのはいいのに




なぜ5区はダメなのか。


だったら日大の


出雲とか全日本とかの勝ち方を批判するべきだ。



山で速かった選手は平地は走れないとか言うけど、

今井正人(順天堂→トヨタ九州)は今年ニューイヤーではごぼう抜きの快走。


山登りいらないっていうなら箱根やめればいいじゃない。


2区は外国人が出るから最近はあえてエースを外す傾向だし、

実際去年だって佐藤悠基(東海→日清食品)や竹澤健介(早稲田→SB食品)は3区を走った。

区間賞もそうしないととれないから。


外国人とガチでやっても勝てないから。この時点で世界と渡り合えてない。

これは箱根だけでなく、ニューイヤー駅伝のインターナショナル区間を見ても顕著だ。


こうした日本の状態で、今回の提言はただの負け惜しみにしか聞こえない。

むしろ山を走れる足と心臓がある選手を大成するよう育てられない今の陸上界を反省すべきだ。


今年は幸いなかったものの、脱水状態による棄権がここ数年相次いだことも、

レベルアップによるスピード駅伝が原因とも言われるが、


正直、全体のレベルは下がっている。

これは確実。



今回の箱根にしても、シード校の不甲斐ない走りが目に余った。

確実に繋ぐ走りどころか、ブレーキ続出。


これで確実に10人が走った東洋に勝てるか。


10人揃えるのは本当に難しい。しかし、それをやってなおかつ柏原という怪物を擁した東洋が優勝。

これは当然だろう。

予選会を確実に勝ち上がった青学や東農大、城西が上位シードだったのも当然。
(予選会は、部員が走り、上位10名のタイムを採用し平均で競う。したがって10名は確実に20キロをそこそこで走れる)


ダニエルがいたって、日大は日本人が走れないからシードすらとれないんだから。

今回1区から4区までは明治が1位だったが、5区は区間順位が下から数えた方が早い順位、更には6区以降も安定しなかった。

おそらく、明治は4区までの快走もできすぎで、先行逃げ切りによるシード確保が目標だったのだろう。(それは達成されたが)



ほとんどの大学は、箱根を走れる選手を育てることができていない。

エース級と"並"の差は広がるばかりだ。
(正直、"並"に達しない選手もいる)


そして、そうなればなるほど、エースの負担は増し、無理をして故障する。


悠基や竹澤も正直そうだった。そうして箱根がピークになってしまう選手が今までも後を絶たなかった。
早稲田の渡邊さん(現早稲田監督)や花田さん(現上武監督)はその典型だ。

また、予選会のインカレポイントによる計算も毎度の事ながら意味が分からない。
予選会すら走れないのに、それによって勝った大学の選手が箱根路を走りきれる訳がない。




2区は花形で大事だ。しかし、それは他の区間も同じだろう。"つなき"の区間なんて、ないのだ。


山は確かに天性の才がなければ難しい所はある。

しかし、それを見いだせるかどうかはまた別。
(柏原は高校時代は無名。東洋、佐藤コーチと川嶋前監督に発掘され、1年次にかなり記録を伸ばした)


もし柏原の後東洋の誰ががブレーキしたら優勝はなかったかもしれない。

へたしたら柏原がブレーキする可能性だってある。





だいたい、前々回、2007年83回大会で距離が延びる時だって「なんで??」ってなったし。
(この時も"山の神今井潰し"と言われた)


それだって、大部分が「選手のため」って訳じゃなかったわけで。
元々辛い山を延ばしたらもっときつくなるのなんてわかりきっている話なのに。



正直、

最近の監督会議は、文句が多すぎる。

自分たちの指導能力の無さを棚に上げすぎでは。

ね、早稲田www



交通整備も上手くいってなかったしな。



観客と選手の接触は、冗談じゃなく、両者の命に関わる。


見直すことは他にもごまんとある。

とにかく

駅伝ファンとしては、残念すぎるニュースだ。

エース潰しはよくあることだが…。

すごい水をさす話だ。

東洋に限らず、すべての選手がいい気持ちはしないだろ。

「柏原なんか負かしてやる」くらいの勢いを持たんと。


議論するのは歓迎だが、理由が幼稚。戯言戯言。

まぁ、易言難行なんだが。

もう一度箱根について頭冷やして向かい合ってほしい。


選手が集中して走れる環境を。

監督がやるべきことはまずそれのはずだ。


以上、戯言でした。