子どものいる主婦にとって、働く時にまず考えるのは『休みがとれるか。』ということではないだろうか。


給料ももちろんだが子どもが熱を出した時、参観日、学校等の役員になれば役員の仕事、子どもの代休、台風などの休校など、自分の予定とは別に急に休みが必要となることは少なくない。


実際、私もワークシェアリングがなければ仕事は続けられなかった。

娘が幼稚園の時には保体部の部長になり、小学校でも1年おきに役員が回ってくる。参観日だって毎月あります。インフルエンザに台風休校などお休み目白押し。実家が遠いので母に預けることは不可能。


企業がワークシェアリングを実践していく上で、大変なことといえば休みの調整。かもしれない。


私は基本的にパート職員15名(歯科医院、そらまめ両方)の休みの希望を全て聞くようにしている。

休みを出す方からむちゃを言われたことはない。

そこは暗黙の了解すみ。

シフトを組むのは大変ではない。といえば嘘になる。

そのシフトを10年間組んできた。


しかし、同職複数人のいいところはみんなで勤務を支え合うことができるところ。


様々な年代の人がシフトを支え合うので、朝休みが必要になっても、嫌味を言われず休みが取ることができる環境を作ることができる。


実際、医院のスタッフが急性腸炎で2ヶ月入院になり休みを取った時も、他のスタッフ達が、Nさんのためなら。と勤務を支え合い、退院までNさんの勤務を分け合って頑張ってくれた。いつもNさんが他のスタッフが困ったときに勤務を支えてくれていたからこそだと思う。


就職して正職員で働き、結婚、出産などの理由でフルタイムで働けなくなったら、ワークシェアリングを使って働き、またフルタイムで働けるようになれば正職員に戻ることができる。


ワガママかもしれないが、こういう働き方が可能になれば、女性が途切れずに社会へ参加することができるのではないだろうか。