今宵、眠れないペンギンへ

今宵、眠れないペンギンへ

群青色の夜に、
時間の波間で紡ぐストーリーを。

 

クリスマスが近づくと聞こえてくる『赤鼻のトナカイ』。

英語の原詞では、トナカイの名前はルドルフという。

 

楽曲の元になったのは1939年、シカゴで制作された絵本。

作者の最愛の妻は、闘病中だった。

「どうして私のママは、みんなと違うの?」

と悲しげに聞く4歳の娘を少しでも喜ばせようと

即興で紡いだお話だ。

 

みんなと違うから、役に立てる。

 

誰かと比べそうになったとき、ルドルフはいつだって運んでくれる。

小さくてもピカピカに輝く勇気というギフトを……。

クリスマスイブ。西の空に、夕暮れの光が淡く浮かぶころ。

久しぶりに、あの店の扉を開く。

 

まるで、ときが止まったかのような喫茶店。

1枚板のカウンターだけが、確かなときの重みを受け止めて

鈍色を重ねている。

 

ウェッジウッドのコーヒーカップが天井近くまで並ぶボードを背に

白い髪をなでつけたマスターが、軽く左手を挙げる。

 

私も薄く微笑みながら、カウンターの右端へ。

スピーカーから、Aoi Teshimaが囁くように歌う

シネマソングが流れている。

 

コートを脱いで席に落ち着いた、次の瞬間

『ロミオとジュリエット』のテーマ曲が私をつつむ。

目の前に静かに置かれたカップには、

いつもの深煎りのブレンド。

湯気の中に、14歳のオリビア・ハッセーの横顔が映る。

 

遠い、遠い記憶が、熱を帯びそうで

思わず目を閉じる。

 

いいじゃない。

クリスマスイブだもの。

想い出は、美し過ぎてせつないという

感傷に浸るのも。

 

あの人は、どうしているだろう。

会いたいわけでは、ないのだけれど・・・。

 

自分へのクリスマスプレゼントは考えていなかったが、

心が欲しいと言う。

 

帰ったら、このCDを注文しよう。

 

時間のはざまにもぐりこんで、

忘れ去ろうとしている自分に、

たまには会うために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和という時間が動き始めました。

 

皇室のニュースを見ていても、

 

明らかに昨日までの雰囲気、エネルギーとでもいうのかな、

 

が変わっていましたね。

 

日本中の人たちが一人ひとり、新しい時代を見つめるって

 

こういうことなのかと感じていました。

 

雅子さまの笑顔は、ティアラに負けないほどに輝いていて

 

国民みんながほっとすると同時に

 

希望というものを重ね合わせたのかもしれません。

 

 

国全体としても、国民一人ひとりとしても

 

状況は昨日とさほど何も変わっていないかもしれませんが、

 

気持ちが大きく変わったなら、状況さえも大きく変わるエネルギーになるでしょう。

 

  変えたい方向へ、舵を♪

 

本当は、ただそれだけですよね。

 

それなのに、いまは風向きが違うとか、

 

時期が違うとか、自分に言い訳しているだけ。

 

・・・って、はい! 私もまさにそうですよ。

 

うつうつしているうちに、人生の持ち時間は

 

どんどん減っていきます。

 

焦って無理矢理に向きを変えるというより、

 

  ひらりと、自分の想いのままに

 

進む方が、うまくいってしまうようです。

 

時代の貴重な節目を体験したあなたは、

 

それだけで特別な人。

 

令和は、すごい時代だったね・・・と後世の人たちが語るような

 

おもしろい時間を過ごしましょ♪