ハンバーグ、エビフライ、から揚げ。
どうしてどこに行ってもお子さまランチの内容は同じなんだろう。
正直、子供を馬鹿にしているような気さえするのだけど。
めったに外食しない我が家。
年に一度か二度、旅行した時には子供たちも“レストラン”での食事を楽しめる。
しかし。どこに行っても、嫌というほど子供メニューは同じなのだ。
旅行中だと宿泊先を含めて2、3回外で食事するため、
ひどい時には2食連続同じメニューなんてことも。
大人用の食事は季節に合わせたものだったり、
野菜や肉、魚がバランス良く入っているのに、子供用は365日同じメニュー。
今まで我が子が「お子さまランチ」を頼んで、季節の食材が入っていたのは一度しかなかった。
先日もあるレストランで、「お子さまランチじゃなくて、お子様御前というのもありますよ」と言われて期待したら、
おなじみの“ハンバーグ、エビフライ、から揚げ”に、
刺身と茶碗蒸しが付いたに過ぎない。
かつて有名な料理店の料理長にそのことを尋ねたら
「でもお子さまランチに筍の煮たのや、切り干し大根とかが出てもみんな頼まないでしょ。
商売だから仕方ないよ」と言われた。
そうだろうか。
子どもの食事にも季節感を出したいし、特別感を出したい。
数10年前のようにハンバーグやから揚げ、エビフライが特別な食べ物だった時代ならまだしも、
今やレトルトや冷凍食品などでも安易に食べられる品。
レストランでしか味わえない品を、子供にも出してほしい。
せめて「お子さまランチA」「お子さまランチB」があっても良くない?
Aは、いつものメニュー。Bは、野菜が多かったり、旬の食材をふんだんに入れたものだったりとか。
そんな思いがあるから、
紡の「お子さまランチ」は意地でも、大人同様旬にこだわります。
子どもには嫌がられているかもしれないけど(苦笑)。