歌う人になるとは思いませんでした。

小学1年生からHIPHOPダンスをずっと習ってきて、ダンスと向き合う人生を歩んでいる中で見つけた夢がアーティストになることでした。

小学生の頃はテレビっ子だったので、いろんな番組を見る中で音楽に触れることが好きで、どちらかと言うと歌いたい気持ちが強かったんです。

なので確か小学校卒業する頃の文集かどこかに残っている将来の夢の欄には、＂歌手＂って書きました。

でもダンスを習い続けるうちに体動かすことが好きになり、またダンスボーカルグループというものを知り触れていくうちにダンスで生きていきたいと思うようになったんです。

でも、ダンスを辞めたくなることもたくさんありました。

原因不明の足の骨折をして、病院で「生まれつきなりやすいので、もう片方の足もなる可能性が高いです。気を付けてください。」とか言われたもんなら、ダンス踊ってはいけない体なの？って考えてしまったこともありました。

そして10日間くらいでその骨折は治ると言われて、案外すぐ治るもんなの？すぐ踊れるようになる？それならよかった！でも本当に骨折だったら10日間くらいで治るもん？そんな訳ないよね？と思っていたら本当にそんなことなくて、約3ヶ月間は思うように踊れない日々が続いて、もうダンサー生命終わり？とも思ったこともありました。

踊れない日々。ダンスの専門学生だった当時、踊れなくても授業は必ず出席して見学していたけど、同級生が踊っている姿を見るのが本当に辛かった。

好きなことなのに、出来ないのが辛い。

ダンスが好きなのに、生まれつき骨折しやすい足の形状なのであれば、続けるのは難しい？夢を諦めなければならない？

悩み続けました。

でもどこか会社に就職して、デスクワークする自分が想像出来なかったし、やりたいことやりたかったから諦めたくなかったんです。

ダンスの専門学校を卒業と同時に、とある事務所に所属をするも、願った状況とは違う状態が続き、アーティストがやりたくて入ったはずなのにずっと配信アプリで毎日配信する日々を過ごしていました。

半分、いや、ほぼ挫折していました。

夢を蔑ろにされたような気持ちで。絶望でした。

その事務所を辞めてからは、ダンスインストラクターをやらせてもらっていました。

ダンスに携われる仕事が楽しかったけど、やはりやりたいことはアーティストになることで、心のどこかでずっと夢を捨てきれずモヤモヤしながら、でも踏み出す勇気がありませんでした。

夢を捨てきれなかった私が、RAYのオーディションを見つけた時は、これが最後のチャンスかもって思ったんです。

そしてRAYのメンバーになって、活動してきて約2年が経ちました。

RAY(ココ)にいられて良かった。前に進めて良かった。

小さい頃に見ていた歌手という夢、ダンスを続けていくうちにダンスボーカルグループのような活動がしたいと思った夢、まさか自分がアイドルグループで歌って踊る活動が出来るとは思っていませんでしたが、今はRAY(ココ)で頑張りたいっていうのが夢です。

ダンスメインのメンバーがやりたいと思っていたから、まさか私もマイクを持って歌割がしっかりあって、歌も頑張るとは少し前の私にはなかった目標だったけど、今度の生誕でも詩(うた)をテーマにするくらいに、歌うことも最近は大事にしています。

小学生くらいの私が、今の私を見たらなんて言うかな。

歌い続けるね、歌うことが今は生き甲斐になっているよ。

何度も挫折した夢。

でも今は少しずつやりたかったことに近いことをやらせてもらえているのが本当に嬉しいし、何度挫折しても諦めきれなかった夢を掴みに行きたい、叶えたい気持ちが強いので、そんな簡単な気持ちで活動していません。

＂覚悟＂です。今の私が全てで。

この声が、枯れるまで、

ここまで読んでくれてありがとうございました🙇🏼‍♀️

ばいび✌🏻

声が枯れるまで