つみれの健忘録

つみれの健忘録

つれづれなるままに

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償ったから良いでしょ、過去のことだから、

彼はそんなふうに言っているわけではない。真偽ごちゃまぜで伝わって広まっている部分について、自分の口から本当のことを説明して答えただけ。
覆水盆に返らず、どんな環境だろうとどんな境遇だろうと、間違えてしまったことは取り戻せない。過去は一生背負っていきます、今後は真面目に生きていきます、と言っている。

それを踏まえた上て、応援するのも、やはり受け付けられないというのもしかたのないこと。
同じ事実でも、見方によって行く通りもの真実がある。
彼が未熟で世間知らずだったから騙された。過去の過ちを認め、夜の世界と縁を切り、あえて非難を受ける明るい場所で頑張っている人 と捉えるか
どんな環境でも法を犯すのは許されないこと。前科があるのに、人前に出るような職を選んだりコメンテーターをしたり、善人ぶってる人
と捉えるか

自分が彼と同じ立場だったら、果たして悪に手を染めなかっただろうか。気付いたときに何もかも捨ててやり直そうとできるだろうか。自分自身は他人を責められるほど清廉潔白な人生を歩んできただろうか。
そう考えると、自分の生まれた環境に感謝するとともに、私個人的には応援してあげたいと強く思う。

人生は一度きり。
リセットしてやり直すことはできない。

彼の弱さと、そしてとてつもない強さ。
涙を拭って全力疾走する彼は
私には眩しいくらいだ。