驚くほどの成長を見せてくれた授業参観
先週、旦那と二人で特別支援学校の授業参観に行ってきました。一学期の授業参観の時は存在がバレてかなり荒れてしまったので、今回はマスクをして髪型を変え、極力隠れていました。そのおかげか、最後まで見つからなかったような気がします。ほかの保護者さんも多めだったので、その中に紛れられたのもあるみたい。参観した授業は体育と音楽。他の日に行けば国語・算数や生活単元学習、特活(特別活動)なども見られましたが、時間割の内容や連絡帳を見る限りおそらく一番楽しく取り組めている授業が体育と音楽なので、機嫌のいい我が子を見たいと思ってそのセレクトとなりました。……まぁね、家からそれなりに遠い支援学校まで足を伸ばして、荒れまくってる我が子を見ただけで帰ってくるのって、すっごく疲れるんでね。まず、1・2年生合同の体育です。親はステージから見学します。長男が体育館へと移動したのを確認して、長男の視界に入らないように気を遣いながら追いかけます。体育館の外で様子をうかがっていると、担任の先生がやってきて長男の位置情報(今はこちら側のベンチに座っていて、体操が終わったあとはあちら側で活動をする、みたいな感じ)をこっそりと教えてくださいました。かゆいところに手が届くサービスというべきか、支援学校の先生方は超人としか思えません。最初はリズムランニング。体育館をぐるぐる走り、時々音楽に合わせて止まったりゆっくり歩いたりするもので、運動会の時もやっていた種目です。以前はずっと隣に先生がついていたのですが、なんと今回はコースを外れずに完全に一人で走っていました!身体を思いっきり動かせるのが嬉しくて仕方ないようで、すごい速さで駆け抜けていました。時折立ち止まって振り返ったりキョロキョロしたり、ステージに近寄って(今日はお客さんがたくさんですね)と言わんばかりに見てきたものの、かなり長い時間ランニングを続けていたのには感動しました。ゆっくり歩くとか忍び足とかはできませんでしたが、指示に合わせて立ち止まることもできていました。その次はラジオ体操。全くできませんが、もちろん想定内なのでガッカリもしません。持ち場から離れてダーッと体育館を半周してまた自分の立ち位置まで戻ってくる、ということを繰り返しており、一人だけランニング継続中といった感じでした。そのうち走りまくって疲れたのか、ベンチに腰掛けてみんなの体操を眺めていました。真剣な顔だったので(みんな頑張ってるな、ヨロシイ)とでも言いたげに現場を監督しているようで、めっちゃ笑えました。最後はサーキット。体育館内に二つのコースが作られます。身体は大きく身体能力は高めだし、足もかなり速いのですが、いかんせん知的障害が重すぎるため身体を上手に動かせないところがある長男。ただ走るだけならまだしも、足を揃えてピョンと跳ぶとか、平均台を最後まで渡り切るとか、目標めがけてボールを投げるとか、そういったことは難しいです。そのため、簡単な方のコースに振り分けられていました。決められたことをやるのは嫌なのか、もう飽きてきたのか、先生に手を引かれてもその場で腰を低くして座り込もうと抵抗していました。でも先生に対して手が出ることも激しく怒ることもなく、最終的には補助付きでなんとかこなしていました。体育が終了したら教室に戻り、休憩時間。長男は教室の隅の本棚からカタログを出して叩いていました。完全に自分の世界に入っており、廊下でこっそり見ている親には全然気付いていません。トイレも拒否したとのこと(最近はトイレの間隔が空いてきているようです)で、そのまま次の授業が始まりました。音楽の授業は、1年生全員で椅子を横一列に並べて受けます。一学期の授業参観では立ち歩いてしまったり落ち着かないため、長男の前には机が置かれていた上にずっと手元のハンカチを噛んでいました。でも今回は何のアイテムもなくみんなと同じように座っており、本当に驚きました(先生が一人、隣にずっとついていましたが)。発語がないから歌えないし、リズム感もないけれど、歌と一緒に先生の手のひらをタッチしたり、杵で臼の中の餅をついたり、タンバリンを叩いたりと頑張って参加していました。叩くのは得意だもんね、休み時間に本を叩いてるくらいだから。先生のことが大好きなようで、音楽の授業中はベッタリと甘えていました。先生の肩を抱いたり、膝に乗ってビョンビョン跳ねたり(重そうでした)。他の子をアシストしようと先生が少しそばを離れると、服を引っ張って引き寄せようとしてもいました。まだ一年生だからいいけど、もう少し大きくなったらあの距離感はアウトだよなー、みたいなことを考えてました。家でも私にベッタリだし。先生たちも少しずつ離していくとはおっしゃってましたが、長男の中身はまだ1歳そこそこ。そばにいてもらうことで情緒が安定して落ち着いて授業に取り組めるというメリットはあるので、そこの加減は難易度高そうだなと思いました。プロの先生方にお任せできるのは安心です。そんなこんなで、終始落ち着いた様相の授業参観でした。授業内容が良かったのもあります(見に行かなかったけど、他の日の参観では泣いていたらしい)が、全体的に最初の授業参観と比べるととても成長を感じました。情緒も落ち着いてきており、学校というシステムが本人の中でピタリとハマってきているといった印象です。もうすぐ入学して一年になると思うと、月日が経つのが恐ろしいほど早く感じますが、こんなに微笑ましく思いながら安心して我が子を見られる日が来るなんて考えもしなかったな、と感無量な心持ちでした。余談。一年生が並んで音楽の授業を受けている時、「長男だけコッチェビみたい」と旦那が言いました。「何、コッチェビって??」「北朝鮮のストリートチルドレン」……反応に困る。でもね、美容院に行ってるのかなってくらい綺麗にしている子もいるし、バリカンで刈り上げている子もいる中、長男だけ基本は寝ている時にしか髪が切れないので比較するとどうしても……ね。仕方ないじゃん!!あ、でも最近は起きている時にハサミを二回くらいなら入れられるようになりました!すきバサミでシャッシャッとやるのは無理なので、普通のハサミでパツンと切るのみ。それでもサイドの髪は起きている時の方が圧倒的に切りやすいから助かります。「静音バリカンとかすごいよー。プロがやれば3〜5分で終わるし」と、旦那。「長男、それできそう?」「……無理。言ってみただけ!言ってみるだけならいいじゃん」とりあえず、帰ってきてから少しサイドの髪を切ってみました。長男は可愛いと思うけど(親バカ)美容院でちゃんと切れたらもっと可愛いのになー。上を見るとキリがないね。