□楽つみ木ワークショップの流れと目的□

楽つみ木ワークショップの特色はたくさんのつみ木を使うこと。

20,000個のつみ木と赤いパンチカーペットの上で、子どもと中心に大人も、時間は2時間

子どもは生きているだけで、芸術家・表現者、そこから未来が見えてくる。

初めて出会う子どもとたくさんのちいさなつみ木、しかし多くの子どもたちは今更つみ木遊びなんて、簡単にできるさ、つみ木なんて、うちの子はもうつみ木遊びは卒業したの！？

しかしやってみるとなかなか、たくさんのつみ木と触れ合うことで、生まれる化学反応。

一人一人自分で考えて進むプロセス、造形遊びに熱中、子ども自身の心が奪われていく。親たちはギャラリーの目線を超えてハラハラドキドキ、自分たちもつみ木遊びの世界に入っていきたい。子ども時代に退行してしまう親・大人たち。しかし解き放たれた子どもの造形遊びは親たちのかっちりした造形より、数十倍可能性の伸びしろがある。

楽つみ木遊びでの名言：・崩れてももう一回やり直しができる。

一人で遊ぶより、みんな違うからいい、それぞれを認め合いながら遊び合う、本当の喜びが芽生える。たかがつみ木遊びが普段見せない君の内面の心模様、自分でも知らなかった内なる秘められた個性・自我・才能を引き出し始めててくれる不思議な非認知の時間。

心の変身・変化を促す・そそのかすにはたくさんのつみ木だけ動力では不十分なのか。

目の前にある造形プロセスが君の言葉によらない表現。、もっと君の内面を見せてほしい、心から共鳴し一緒に喜び一緒に笑顔になれる人、一層愉快になれるその環境にいざなうのがファシリテーターの役割とスキル。たくさんのつみ木と自主的に参加とファシリテーターと融合する遊び合いから学び合いのドラマが始まる。

□楽つみ木ワークが参加者に支持される理由（楽つみ木のMission・社会的任務）その効果

１・たくさんのつみ木：みんな奪い合うことなく、分け合って、譲り合って平和に遊び合う心情・環境を子どもたちが獲得する。遊び合いながら倫理観・情緒性・社会的役割を学ぶ。

２・楽つみ木は芸術的・建築表現の画期的なツールであること。

従来の積み木の遊び遊具のイメージを大きく変え、全世代に必要な遊戯・遊具

それぞれの3種類の違う形（アフォーダンス）からくる遊びの方向性

台形は空間美をもたらす画期的な形・四角形は積み上げるときの安定性・算数の認知をもたらす・長方形は線路・柱・橋渡し・繋ぐ役割を誘導させる。これら3種類に空間を組み合わすことで、多様で個性的で、無限で同じ造形はない。小さくても大きくても個性的である。また楽つみ木は３ｃｍ基尺を繋がりとした3兄弟。誤飲の起きないサイズである。

３・楽つみ木は小さなつみ木である

辛抱強く取り掛からないとなかなか作品が成長しない。遊びながら目的を見つけ丁寧

に辛抱強く立ち向かうことで人格形成にも役に立つ。時に立体構造・バランスを失い崩れてしまう、それでも、負けずにすでに両手にいっぱいつみ木をつかんでいる。

４・楽つみ木ワークショップは常識を超えた画期的な心に響くアート表現プログラム

積み木の常識を超え、数千・数万のつみ木と大勢の参加者と広い空間と時間を融合して生まれるいや誕生する時空、他者との気持ちを繋がり合うことのすがすがしさに共感し達成感を味合う。心が交響し合い、今までにこんな素敵なつみ木の世界を見たことがない。

５・暗転してつみ木の世界がアート鑑賞の時間が最後のサプライズ

会場を暗くして、自分たちが作った街に光をともす。光が漏れて、みんなでつなぎ合ったつみ木の街が生きている！！　　アートの世界に静かに歓声を上げる。非認知の世界に浸る。

最後に子どもたちが築いた未来の街を、力技で壊すのではなく正座を、やさしく抱きしめるように３・２・１．０でやさしく抱きしめて、、、崩す。ありがとうの感謝をこめて。

６・振り返り・パブリックビューイング：おかたづけの後、感じたこと・学んだことを

みんなの前に立って、自分の言葉でお話をする。詩人がいっぱい誕生。

これで楽つみ木ワークショップは終了ですが、この後、企画下準備していただいた

スタッフの方たちだけで、締めくくりの、1分トーキングの時間。

大人のスタッフがファシリテーターの社会的任務に共鳴し、自ら楽つみ木ファシリテーターの道を歩み始める。つみ木特使の誕生。　フィナーレ・余韻に浸る時間、、　再会を願う。

□子どもが行う素敵な画期的社会貢献事業（楽つみ木のもう２番目のMission　）

楽つみ木の誕生のお話：日本の植林されたヒノキの森から生まれました。

ヒノキは光合成によって、葉っぱを通してCo2二酸化炭素を体内に取り込んで成長します。ですから楽つみ木は二酸化炭素を蓄えたCo2の貯金箱と言える。燃やすとまたCo2が出ます。子どもたちの集うところに楽つみ木と子どもたちがある、それだけで、子どもたちが地球温暖化防止に大いに貢献している。子どもが行う素敵な社会貢献事業と思います。

　　　　　　　　　　　　　　　木楽舎つみ木研究所　荻野雅之

崩れるから面白い