

高校2年の秋くらいだったかに、2chで村上春樹が話題に上がっており(ノーベル文学賞がなんたら…といったような話題で)、なんとなく上巻を買い読んだ。自分にとって初めての村上春樹の小説だった。テスト期間だったにもかかわらず、夢中になって徹夜して読んだ記憶がある。大学生活というものへの憧れがそこそこに生じ始めてきた頃だったからかもしれなかったがとても惹きつけられた。
最初に読んだ時は、渡辺周辺の事情の込み入った恋愛的場面より、永沢さんや突撃隊と渡辺が会話したりする場面がなんとなくとてもおもしろく印象深かった。この頃自分は、「なかなか勉強に身が入らず、それでもそんな現状を精神的な面から、なんとか打開せねばならんと思い、自己啓発に励む自分」というものに幾分酔っており、そのような啓発的な文言をかき集めることに凝っていたため、ストイックな自己理念がある永沢さんの発言に一々感動し、横線を引いたりしていた。
大学生になった今でも時々本棚から出して読む。村上作品をいろいろ読み始めるきっかけになった一冊。
あと、蛍のシーンが好き。
- ノルウェイの森 上 (講談社文庫)/講談社
- ¥540
- Amazon.co.jp
- ノルウェイの森 下 (講談社文庫)/講談社
- ¥540
- Amazon.co.jp
