おはようございます!はねゆきこです。
昨日ブログにした母とのバースデーデートは撃沈でしたが、
映画はよかったので、今日は感想を書きます!
父親の愛ってどんななんだろう?
そう思ってこの映画を見に行きました。
誕生から、病気の世話まで。とにかくムスコを丸ごと面倒をみていた父親。
家業を継ぐ長男は、こんな風に育てられるものなのか?
私の父は子育ての細かいこと一切を母に任せ、自分は仕事人間だった。そういう時代でもあった。
それを観て育っているので、父親の育児参加!すごいなーと思ってみていました。
病弱なだけでなく、家業は継がない、学校にいくも成績はふるわないという賢治。
でも菅田将暉演じる賢治は、いつも自分に正直で、まっすぐに自分の夢に向かう。
危ういまでに、自分の感覚に従って・・・。
それは父親に丸ごと愛された子どもだからこそ見せられる自分を肯定する姿、と私には思えました。
父の望みに従わないムスコ。
それでも父は頭ごなしに否定するのではなく、いつもどうにかムスコを理解しようした。
宗教にのめりこんだ時も、「アイツは心が弱い」といい、
そんなムスコをどうにか自分が立派に育てなくては、と思う父。
命が消える最後のシーンで、汗をかいた身体を拭いて欲しいという賢治に
当然のように立ち上がる父親に、
母親が「さいごだけは(私にさせてください)」というシーンが印象的でした。
子煩悩で愛情深く、母のような父。「賢治のことは俺がやる」と言っていた。
それを観て、我が家の息子の高校受験の時を思い出しました。
夫は「俺がやる!お前はすっこんでろ!」と私に言いました。
それまでも長男への思い入れが強く(我が家はサラリーマンなので継ぐ仕事はないけど)、
ムスコへの夢や理想があり、「俺がなんとかしてやるからな、大丈夫だ」と言っていました。
支配的な指導ではありましたが、夫はムスコを立派な男子に導きたかったんだろうな・・・
そんな姿が、賢治の父と重なりました。
夫も、ムスコの進む道が心配で、導いてやりたくて、認めてやりたくて。
そしてまたムスコも父に褒められたくて。
父子の愛は、母親のそれとはまた違って、同性故の「俺のムスコ」という思い入れの強さ、
自分の思う立派に育てたい気持ち、ほっておけなさ、不安があるのだろうな・・・。
映画を観て、夫のムスコへの愛だけでなく、父子の繋がり・母でも入れない特別な繋がりを少し見られた気がしました。
今日のいちまい
「映画でさ、色んな人の人生や、ドラマを観るって楽しい、好きなんだよね」という私に
無言(返事なし)の母。
カプチーノの癒しが必要!!