おはようございます!Hane由希子です。
前回の「浦島太郎」の続きです。
発達障害ASDの特性理解を深めるための講演に参加しました。
診断はないけど傾向がある夫を理解したい
何とか平穏な生活を取り戻したい・・・そのための参加でしたが。
ZOOMだった講演会が終了した後
部屋を出てきた私に息子から、思いもよらない言葉が。
「そんなのは人間理解じゃない、自己満だ。
自己満カテゴライズだよ」
うすうす感じていながらも、
答えが欲しい私は
人の話を聴いて納得したい、
「●●だからこうなる」という事例をかき集めている。
肝心な夫という人間と向き合っていない。
ということを言われたのでした。
愕然としました。
知識や方法を知ることが重要でないわけではない。
理解の助けにはなる。
でもそこから、本人を見なければ.
何のために理解するのか?
うまく関わっていくためではないか・・・?
人は一人一人全く違うし、
800人いれば800通りで、
その一人というのは1/800なのだ。
似たものをくっつけて9/800になったりはしないのだ。
またこうも言われたのです。
「特性理解だけじゃない。
お父さんという役割をみて、期待して勝手に落胆してるんだよ。
お父さん、夫という役割ではなく一人の人間としてみるべきなんだ。
行動も何も変わってないし・・・」
自分を癒すことと、答え探しの沼につかりきって
浦島太郎になって。
方法だけがいっぱい増えて
目的はなんだったのか・・・
調べて改善するのではなく、
知って、恐れて、ただただぶつからないように
避けて静かにしているだけ・・・
だから根本的には解決も変化もしていかない。
息子は父親との二人暮らしの期間がありました。
たった3か月くらいでしたが
その際、彼なりにこの人間(父)と暮らすには「どうしたらいいのか」を見つけたのだと思います。
私は20年も一緒にいながら
何とかなる、の楽観的発想と身勝手さんで、何ともならない状態にまで落ちたのでした。
理解していたつもりが勝手な思い込みばかりで。
目の前の生活がある、子どものことの方が大事・・・そうやって見ないふりをしてきた夫との関係。
そしてもはや、どこから手を付けたらいいのかもわからない・・・
そんな状態で、答えを探して動き回って疲弊していたのでした。
そんな息子から一つ提案がありました。
「事実だけの会話をする」
感情が入るからややこしくなる、
事実だけで会話せよ
怒鳴られることが減った今
「なぜ怒鳴られたか?」ということを振り返ってみるとわかる。
必ず私の期待や、感情が入っていた。
おとうさんなんだから、夫なんだから家族だから・・・と期待する自分の発言が
夫を怒らせている。
関わる際に必要な方法を身近な人にきいた。
専門家や知識ではなく、実際に接している息子。
甘えや思い込みを取り払い、
新しい人間との関係を構築すべく、
夫との関係を見直し始めました
道のりは遠く・・・
続く