猟師を傍らに見ていて実感するのは、イノシシは本当に空気が読めないということ。

 

今日は、家に来客があるからなぁ・・・

今日は風邪引いたから家でゆっくりしたいなぁ・・・

 

皆さん、それぞれの事情というのが、どうしてもあると思います。

そのような日にも、イノシシは問答無用で罠にかかります。

(妻が使用しているのは「くくり罠」と呼ばれる罠です)

 

そのような日に限って3匹、4匹捕獲できたりします。

 

傍目に見ていて、毎日会社に行くことが前提のサラリーマンには勤まる仕事ではないことが良く分かります。

 

毎日見に行かなくてもいいんじゃない?というツッコミを読者の皆様から受けるかもしれませんが、罠にかかっているイノシシを1日放置することは危険です。

(これについては、なぜ罠は毎日見回らないといけないのか?詳細記事を別途上げたいと思います。)

 

妻は、子供を保育園に送ってから軽トラに乗り換えて毎日山に向かっていますが、とてもサラリーマンにはできない仕事だなぁ、でも主婦に向いている副業(本業!?)だなぁと感じます。

 

どうでしょうか、奥さん!猟師になりませんか!?

夫婦で罠の見回りに出ることがあります。

といっても、私(旦那)は狩猟免許を持っていませんので、主にイノシシをトラックに積んだり力仕事のお手伝い担当です。

 

また、農作業をしている方を見つけては「最近被害に困ってはいませんか?」と声掛けをすることも大切な仕事です。

なぜなら、むやみやたらにイノシシを取ることは大切ではなく、被害を与える可能性があるイノシシを取ることが大切との信条で狩猟をしているためです。

(この信条については、別途記事にしたいと思います)

 

従って、被害を与えているイノシシが、どのあたりに出没しているかを知るためには、基本的に「会話(=お悩み相談)」が大切になります。

夫婦でいると田舎では信用が得られやすいこともあり、特に声かけを大切にします。

 

そして妻が、「すいませーん、猟師をやっている者なんですけど、イノシシにお困りではないですか~?」と声をかけると、「よく来てくれたー!!」と言わんばかりの表情で私(旦那)に向かって、「おっ、あんた猟師なのかい!」と返答されます。

 

悪気がないことは分かってます(笑)

 

でも、私は猟師ではありません(笑)猟師は妻の方なのです。

妻「いや、猟師は私の方やー!」というと、農家さんはギョッとびっくりされます。

 

この会話パターンは初対面の場合では、ほぼ100%発生することになります。

 

やはり、狩猟=男の仕事というイメージが霊長類では強いのでしょうか。

 

ネコ科の動物では、メスのほうがハンター適性は高いです。

妻を見ていても、ハンターとは几帳面に動物の痕跡を観察し、罠を設置することが求められることから女性の方が適性があると私は思います。

 

しかし、世間の認識は違うようです。

 

・・・でも皆さんの気持ちも私はわかります(笑)

安納芋が大好物であり、家庭菜園にて育てていると記載致しました。

 

安納芋は非常に甘く、濃厚なその口どけは、まるでクリーム(餡)を食べているかのようであり、我が家の大好物です。

 

実は家庭菜園とは一切縁がなかった我が家ですが、偶然ボランティア先で芋苗を頂きましたので、試しに植えてみたら偶然収穫でき、食べてみたら非常に美味しくて驚き、これがキッカケで家庭菜園にハマることになります。

 

毎年ゴールデンウィークを明けると庭に植えて、秋を楽しみにお世話をしています。

大好物であることから、雑草取りなども自然と一生懸命に頑張れてしまいます。

まさに、好きこそ物の上手なれ!

 

そんなある日、事件が起こりました。

まだ、残暑が厳しい夏の朝です。会社に行こうとしたら、安納芋の畑が荒らされている!!

 

私(旦那)は、秋の大切なスナック(=サツマイモ)が余所者に荒らされたことに啞然と致しました。真夏の暑い中、仕事の合間を縫って雑草取りを頑張っていたので本当にショックでした。

 

妻も自宅から出てきて、大きな蹄の痕跡を指さして呟きます。「あーぁー、これイノシシやね・・・」と言いました。

 

もともと野生動物の研究がしたくて大学院でも研究者の道を歩んでいた妻です。動物に対する洞察力は見事で、「ほら、ここから侵入してきたんだと思うよ」と侵入ルートを足跡と周囲の葉っぱについた泥から推察していました。

 

その洞察力には非常に驚き、「妻よ・・・そこまで動物に対する理解があるなら、ハンターなれるんじゃない?・・・というか、なってくれ!俺の安納芋を食べたイノシシを取って敵討ちをしてくれ!」と懇願してみました。

 

妻も田舎で専業主婦をしており、能力を持て余していたのか、「そういう人生もありだね!」と非常に納得して、ハンターの道を歩んでくれることになりました。

 

これが狩猟妻の始まりとなりました。

僕は長崎に住む36歳の会社員の男性です。

妻と子供が一人いて、長崎という自然豊かな地域で田舎生活を楽しんでいる会社員です。

 

食べることが全員大好きであることから、食料採取が家族共通の趣味です。

従って週末は釣りや山菜取り、家庭菜園を通じて自然からの恩恵に与(あずか)って日々を過ごしています。

 

特に安納芋という「さつまいも」の品種は家族揃っての大好物であり、毎年収穫を楽しみに家庭菜園に勤しんでいます。

 

本当に田舎暮らしが好きな、ごく普通の家庭なんです・・・ただ1点・・・妻が猟師ということを除いては・・・(笑)

 

当ブログは猟師妻を応援するとともに、猟師という仕事の紹介を通じて田舎暮らし並びに労働、環境保護等々をテーマに旦那目線で記載していきたいと思います。