馬場正平と猪木完至は昭和35年4月11日、力道山道場で初めて顔を合わせました。
馬場は前年読売ジャイアンツを整理解雇され、翌年大洋ホエールズにテスト入団までこぎつけましたが、不幸にも風呂場で転倒、左腕の筋を切断、グラブに指を入れられなくなり、断腸の思いでプロ野球生活を断念。
生きるために仕事を探し、以前覚えていた力道山を訪ね入門を直訴しました。
猪木は、横浜から一家でブラジルへ移民していたところ、力道山のブラジル遠征時、陸上競技をやっているところを目を付けられ、力道山にスカウトされ、日本へ帰ってきました。
4月11日に帰国したところ、大型の馬場も入門志願にきており、二人の同時入門の発表となりました。
プロレスラーとしてのふたりの因縁というか運命としか言いようがない事実ですね。

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