こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

昨日、プロCHROとして、

企業の人事コンサル会社を

経営している方とお会いして、

居酒屋対談をしてきました。

 

その方は日経上場企業や

外資系企業でのCHRO経験が豊富で、

現在はその知見を活かして主に

スタートアップ企業の支援をしています。

 

外資での経験がたくさんある方なので、

グローバルな人材との関わりのお話は

6年間の米国留学経験のある僕にとっても

「あるある」と思えるお話で盛り上がりました。

 

その中でも「コンフリクト」については、

2人ともに意見が合致したので、

今日はそのお話をしたいと思います。

 

このブログでも何回か登場していますが、

コンフリクトとは互いの意見が衝突して、

対立を起こすことを言います。

 

日本ではコンフリクトは避けるべきもの、

という捉えられ方をすることが大半ですが、

グローバルに視点を移してみると、

コンフリクトはチームを成長させるために

大変重要なものとして捉えられています。

 

互いに意見をぶつけ合う、ということは、

自分の思っていることを素直にアウトプットする、

ということです。

 

結果として対立を生み出すとしても、

腹に何かを溜め込んだままに面従腹背しても、

チームにとってポジティブに作用することは

ありません。

 

想像してもらうといいのですが、

対立を起こしたくないからといって、

自分の思っていることを押し込めて、

乗り気でない、やる気も起こらないような

意見に追従したところで、

本当のところでは「そんなものなんて・・・」と

思っているのですから、パフォーマンスは上がりませんよね。

 

逆にコンフリクトで自分の思っていることを

良し悪し関係なく、ポジティブもネガティブも

発しておくことで、溜め込む必要がなくなります。

 

収拾がつかなくなる事を恐れるかも知れませんが、

むしろ収拾をつかせようとしなくてもいいのです。

 

言いたいだけ言って、聴くだけ聴いて、

「じゃあ、どうする?」とすればいいだけです。

 

コンフリクトで言うべきことを言いたいだけ言えば、

あとはコンセンサスを取るだけなのですから。

 

どうしてコンフリクトがコンセンサスに

至るのかというと、

 

「言おうとしていることを出し切る」

 

ことをするために、

コンセンサスにおいても自らが

 

「参加している」

 

事になるからです。

 

参加しているということは、

当事者となっているということです。

 

当事者として合意形成の場に参加するので、

仮に自分の意見が合意に至らなくとも、

「言うべきことは言った上で合意したのだ」

という納得感があるんです。

 

確かに乗り越えるためには、

逃げずにその場に留まる勇気が必要です。

 

逃げたくなる気持ちも、

できれば穏便に済ませたい気持ちも、

どちらにも共感します。

 

ですが、留まることが出来なければ、

いつも、いつでも、同じことが

繰り返されていきます。

 

その都度チームは成長の機会を失い、

いつしか全体にチームとして成長する

気概も雲散霧消していることでしょう。

 

コンフリクトは合意形成における

必要なプロセスであり、

コンフリクトを経た合意形成は

コミットされたものとなります。

 

これまでコンフリクトを避けていた

チームや組織は、コンフリクトの力を信じ、

ぜひとも挑戦してみて下さい。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。