こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

青森に僕のファシリテーター仲間がいます。

 

彼は今から7年程、家業を継ぐために

実家のリネンクリーニング会社の副社長に

就任しました。

 

そして3年前に正式に継いで

社長になりました。

 

当時の彼の会社は、

お世辞にも働きやすい環境では

なかったそうです。

 

ある意味、社長である彼の父親の強権で

これまでやってきたような会社です、

 

業務負荷はバラバラ。

 

利益は出ていても、

儲かっているかと言われれば微妙。 

 

誰もが「稼ぎ」には来ているが、

「働き」には来ていない。

 

当然のように、

社内メンバーの関係性もギスギス。

 

「副社長、あの人が辞めないなら、私が辞めますから!」

 

なんていうことも

言われたそうです。


そこから7年。

 

今ではメンバー同士が一緒に

 

「働いて」

 

います。

 

仲間のためにサプライズの

誕生会を開催したりもしているそうです。

 

彼は一体何をしたと思いますか?

 

「対話」

 

です。

 

とにかく、メンバーと対話を繰り返しました。

 

最初の頃の対話は、

スクール形式の座り位置

だったそうです。

 

自分が「講師」の位置に座り、

メンバーは「受講生」の位置に座る。

 

最初のそれは対話ではなく、

「授業」だったと彼は言います。

 

でも、彼は続けました。

 

「まずは話そう」と声をかけ、

定期的にメンバーを集めては、

思っていることを話してもらいました。

 

結論を出す事はせず、

とにかく自分達が思っている

 

会社の事について

今の自分達の関係性について

 

耳が痛かろうと、「それは違う!」と言いたかろうと、

とにかく話してもらい続けました。

 

そして7年が経ったいま、彼の想いは結実し、

メンバーが働きやすいと感じられる

職場へと変わりました。

 

僕はいつもこのブログで、

 

「チームビルディングは時間がかかる」

「経営者の覚悟と忍耐と理解が必要である」

「トップから意識を変えなければメンバーは変わらない」

 

と言い続けています。

 

今回の彼の会社がそれを

そのまま表しています。

 

チームビルディングには時間がかかります。

 

しかし、根気よく、メンバーを信じ、

トップが常にメンバーと対話し、

メンバー同士の対話を促し続けていけば、

メンバーは自分達で変わっていきます。

 

自分達で自分達の会社、

職場をつくるようになるのです。

 

彼がやったことは

 

対話をすること

メンバーを信じること

 

たったこれだけです。

 

コンサルタントを入れて

あれこれ施策をやってみたり、

凄腕管理職を中途で雇うなんて

していません。

 

ただ、ひたすらに信じ、

対話をしてきただけです。

 

「会社とメンバーがどうなっていたらいいのか?」

 

見据えている先は「上」です。

 

皆さんはどこを見据えると

嬉しくなりますか?

楽しくなれますか?

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。