こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

僕たちが普段から何気なく行っている

コミュニケーション。

 

呼吸するかのごとくしているものですが、

「トラブルになったことがない」と

耳にしたことはありません。

 

つまり、大なり小なりで誰もが

コミュニケーションでつまづき、

または手痛い思いをしたことが

あるものです。

 

特に誰かに何かを伝える時、

 

「伝えられた内容をどのように解釈するのか?」

 

という部分は相手に委ねられるため、

こちらから確認をして意識を合わせるか、

相手から確認をされて意識を合わせるか、

どちらかになります。

 

投げっぱなしや受け取りっぱなしだと、

あらぬ誤解を招いたりしてしまいますよね。

 

解釈というのは詰まるところ

 

【捉え方】

 

ということです。

 

人によって立場や背景が異なるので、

同じ物事や出来事に対しても、

考える角度や見る角度も異なります。

 

僕がコミュニケーション系の研修をする際、

このことについてはわりと時間を使って、

参加者の皆さんに問いかけるようにしています。

 

その時に例えとして用いるのが、

「桃太郎」です。

 

◆桃太郎の育ての親による「鬼退治」の捉え方

 

→村や村人に悪さをする鬼ヶ島の鬼を仲間とともに成敗した

 

◆鬼ヶ島の鬼の子供による「鬼退治」の捉え方

 

→ボクのお父さんは桃太郎というやつに殺されました

 

どうでしょうか?

立場や背景によって捉え方が

変わると思いませんか?

 

これは2013年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で

グランプリを獲った作品です。

 

異なる視点で物事を捉えることは

異なる解釈が生まれることになります。

 

それらが異なることで生まれるメリットは

自分では気付かなかったようなことに

気付かせてもらえたり、

自分自身に向き合ったり、振り返ったりする

材料になることです。

 

しかし、コミュニケーションにおいて、

とりわけ何かを伝えたいと思う時において、

相手の解釈、捉え方に委ねてしまうと、

相手の視点に限定されます。

 

それを放置することで、

本来は意図していない方向に

話や物事が進んでしまうわけです。

 

人それぞれで捉え方が異なる、とは、

こういうことなんです。

 

会社やチーム内でのコミュニケーションは

集団のパフォーマンスを活発にするための

とても良い手段になりますが、

そのためにはお互いが解釈のすり合わせを

常にするように意識しておくことが大事です。

 

身近だからこそ気を遣う。

 

僕自身の自戒を込めて。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。