こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

社長が社員の事を思って

様々な取り組みをする会社、

ありますよね。

 

僕がお話をする中小企業の社長さんも、

よくそういった事を教えてくれます。

 

「社員に気持ちよく働いてもらいたいから、

月に1回はバーベキューをやっている」

 

とか

 

「社員旅行に家族も招待している」

 

とか、

 

「全社飲み会を4半期に1度やっている」

 

みたいな感じです。

 

でも、これですね、

社員からすれば的外れも

いいとこなんですよね。

 

そーゆーのが好きな

社員もいるとは思いますが、

大半は「イヤ」なんですよ。

 

でも、拒むと後でどんな目にあうか、

どんな仕打ちをされるか分からない。

 

だから有り難い「フリ」してる、

というのが本当のところでしょう。

 

どうしてかと言うと、

これって社長目線でしか

ないからです。

 

社長目線で

 

「これは社員が喜ぶだろう」

 

という取り組みって、

結局は社長の自己満足でしか

ないんですよね。

 

「社長」である「オレ」が

「社員たち」に「施してやってる」

 

という意図が透けて見えるんですよ。

 

「そんな事を思ってやってなどいない!」

 

って社長は言います。

 

そうです。

その通りです。

 

社長はそんな事を微塵にも

思ってなんかいません。

 

でも、「社員はそう思わない」んですよ。

 

だって、社長は社員に対して、

 

「どんな事をしたらみんな嬉しい?」

 

って聞いてないですよね。

 

様々な案を社員から募って、

社長も社員も一緒になって

考えたり決めたりしてないですよね。

 

だから社員は社長が決めた

 

「社員喜ばせ系取り組み」

 

を歓迎しないのです。

 

社員の受け取り方は1人ひとり

異なります。

 

全員が社長の取り組みに喜びを

感じるということはないのです。

 

社長が自分の考えだけを信じていては、

社員が喜ぶ取り組みはできません。

 

それを続けている以上は、

 

「王様は裸だ!」

 

という社員は出てきません。

 

会社が上下の関係でいて効果を発揮するのは、

トラブルや危機的状況に陥った時です。

 

そういった状況ではトップの「指示」に

従うほうが迷わないですみます。

 

しかし平時は横で繋がる方が、

会社も社員もお互いに意見が

言いやすくなります。


お互いに意見が言いやすければ、

社長の自己満足的「社員が喜ぶ取り組み」は

「社員が自分達で考えた、社員が喜ぶ取り組み」へと

変化します。

 

社員が自分達で意見を出して、

取り組みの実行も社員たちがやれば、

それは社員の成長に繋がりますし、

そういった風土・文化が根付くことで

会社も成長することが出来ます。

 

社長が若い頃の時とは

世の中の価値観は完全に

様変わりしているのです。

 

社長が考える「社員が喜ぶ取り組み」は

今の時代のフィルター越しに見ると

「昭和」です。

 

中小企業であればあるほど、

社員を主体にしていかないと

会社の存続は厳しくなるだろうと

僕は思っています。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。