こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

キングダムをご存知ですか?

 

週刊ヤングジャンプで連載されている、

秦の始皇帝が中華統一をする過程で

主人公の「信」が大将軍へと成長する

というお話です。

 

このマンガはチームビルディングや

リーダーの在り方を様々な場面で

読み取れると僕は解釈しているのですが、

個性的なキャラクターたちがそれぞれの

立場から「チームとは?」「リーダーとは?」

を考えさせられる発言をしています。

 

さて、このマンガの中にあるやり取りがあります。

 

それは「法」についての問答です。

 

法とは何か?と問われたことに対し、

 

罰を以て人を律し治めるもの

 

と回答した人物が、

 

法とは国民に望む人間の在り方の

理想を形にしたものだ

 

と言われ、

気付きを得るシーンです。

 

会社やチームにも様々なルールがありますが、

これらのルールは「何のために」存在しているのでしょうか?

 

僕はこの質問を

リーダーや社長に対して

することがあるのですが、

その回答はいつも同じです。

 

「組織が円滑に回る(運用)ようにするため」

 

です。

 

そこで、

 

「『組織が円滑に回るようにする』とは

どういう状態を指すのですか?」

 

とふたたび問うと、

 

「トラブルや障害がなく、

滞りなく会社が運営出来ている状態」

 

という回答がきます。

 

それはそれで間違いはないのですが、

僕は違和感を感じます。

 

なぜなら

 

「メンバーが主語になっていない」

 

からです。

 

このブログでも書いていますが、

会社は永続的に儲ける必要があります。

 

そしてそのためにはメンバーに

稼いできてもらわなければなりません。

 

と、なれば。

 

メンバーが稼ぎやすいように

 

「環境を整える」

 

必要がありますよね。

 

ルールとはそのためにあるのです。

 

会社としてメンバーに稼いできて欲しい。

私たちの会社はこういう会社で、

こういうお商売をやっている。

 

そのためにはこういう社員で

いて欲しい。

 

そうすれば稼ぐことができる。

パフォーマンスを発揮することができる。

 

だからこそのルールです。

 

会社を回りやすくする。

トラブル防止。

 

これらは一見、

社員を守るように見えますが、

その実は会社が困らないように

しているだけです。

 

雇用が守られるのだから、

社員も守られるのでは?

 

と思うかもしれませんが、

メンバーが稼いできてくれなければ

そもそも会社がなくなってしまいます。

 

ですので会社やチームのルールは

 

「メンバーがパフォーマンスを発揮しやすくするため」

 

に存在することが第一義だと

僕は思っています。

 

メンバーが活躍しやすければ、

自ずとそれ以外の部分のルールも

メンバー自身で考えるでしょうし、

そのルールをメンバー自身で課す

ようになります。

 

「このルールは誰のためのものか?」

 

という問いを常に投げかけながら、

定期的にルールの見直しをかけるのも、

リーダーとして必要なことなのでは

ないでしょうか。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。