こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

僕には19歳の娘と15歳の息子がいます。

 

人の親となっておおよそ20年。

 

無事に育ってくれてよかった、と、

胸を撫で下ろすとともに、

 

「あの時、もっと違う事を言っていれば・・・」

 

と思い出すこともしばしばです。

 

自分自身を振り返ってみると、

そういった場合はたいてい、

自分の中に何らかの「前提」が

あったということに気付きます。

 

例えば息子が中学2年から

不登校になった時、

息子は勉強をしたくないから

学校に行きたくないのだ!

という前提が僕の中にありました。

 

ですので僕が不登校について

息子と話をした時も、

その前提を持ったまま話をしてしまい、

息子をより悩ませてしまったことが

あります。

 

ファシリテーターを生業としており、

ファシリテーターの心得をして

自分の感情や前提は脇に置いておく、

ということを理解していても、

自分の子供のこととなると取り乱してしまい、

無意識に前提をつくってしまっていたわけです。

 

このことで暫くの間、

息子は僕に心を開いてくれなくなり、

心の壁が僕たち2人の間に高くそびえる

事となりました。

 

その後は僕から彼に対して

自らの不徳をわびた上で、

 

無理に話す必要はなく、

自分が話そうと思える時に

話してくれれば構わない。

 

言いにくいことは言わなくていいし、

話したくない時は話さなくていい。

 

自分の気持ちを優先して

家で過ごせばいい。

 

そう伝え、あとは見守るように

していました。

 

そこからは関係が改善し、

今では普通に会話もしていますし、

時折、将来のことについてなどの

相談もしてくるようになっています。

 

組織やチーム、部下と上司、

リーダーとメンバーなど、

おおよそ僕たちの生活には

他者との関わりがありますが、

前提を持って話をすると

このようなことが起こりやすいです。

 

会社などで部下と上司の間で

聞いているはず、聞いてない、

といったケースはよくあるのでは

ないでしょうか。

 

これなども、上司からすれば

言ったのに聞いていない部下が悪い。

 

部下からすれば

きちんと話していない上司が悪い。

 

というように「悪い」前提で

話をするからです。

 

特にネガティブな前提を持ってしまうと、

それ以降もとかくネガティブな前提を持って

対応することになります。

 

「どうせアイツは・・・」

「どうせあの人は・・・」

 

みたいな感じですね。

 

それまで良かった関係性も、

前提によって壊れることも

あるのです。

 

だからこそ、前提は置いておいて、

お互いに話をする、聴く、という

対話が重要になります。

 

特に異なる価値観の集まりである

会社、組織、チームの場合であれば

殊更です。

 

その時に大切なことは、

 

「同じ方向を向いている」

 

つまり、目標や目的だけはお互いに

共通のものとして認識、理解している

ということですね。

 

前提を持たずにいることは

僕もまだまだうまく出来てませんが、

息子との一件があってからというもの、

それまで以上に注意を払うようになりました。

 

関係性は会社の利益に

直結します。

 

リーダーや管理職に限らず、

チーム全員で前提を持たない

コミュニケーションを取りたいですね。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。