こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

うまく行っていない組織ほど、

原因追求に走ります。

 

なにか問題が起こった時に

 

どうして起こったんだ。

誰が起こしたんだ。

なんでこんな事になったんだ。

 

このように原因を追求し、

犯人探しをしています。

 

問題は起こらない方がいいですし、

起こしたくて起こすものでもありません。

 

ですから、

 

「なんで」

「どうして」

 

という追求は不毛だと

僕は思います。

 

ではなんで追求をするのか?というと、

 

「追求することを選んでいる」

 

なんです。

 

つまり、追求したくてしてるんです。

 

なんのためか?

 

気持ちがいいからです。

 

追求していると脳汁がドバドバ出て、

すんごく気持ちいいからです。

 

この「問題の原因を追求する」ことを

 

 

「ギャップアプローチ」

 

と言います。

 

これとは反対に、

 

まず自分達の理想を描き、

そこに自分達の現実を並べて、

現実を理想に近づけるためには

どうしたらいいのか?と

アプローチすることを

 

「ポジティブアプローチ」

 

と言います。

 

先に述べたギャップアプローチが悪くて、

ポジティブアプローチが良い、

ということではありません。

 

ただ、ギャップアプローチは

設定した基準と現状とのギャップに

フォーカスをするので、

物差しから外れたらダメ!という

ジャッジになりやすいのです。

 

うまく行っていない組織が

原因追求に走ると言いましたが、

うまく行っていない組織は

物差しありきで全て考えてしまうので、

そこから外れることを嫌います。

 

なので外れた場合、

 

なんで

どうして

なぜ

 

と追求を始めてしまい、

それが良いことだと思って

しまうんです。

 

僕が研修で参加者にアクティビティを

やってもらう時も、

物事がうまく進まなくなってくると

ほぼ100%の確率でギャップアプローチによる

原因追求が始まります。

 

なにが悪い。

どこが悪い。

なんでこうなる。

 

という具合です。

 

実はそれがチームの成長を妨げている、

ということに気付くケースは稀なんです。

 

僕はできる限り参加者の力を信じ、

参加者自身で気付くことを待ちますが、

なかなか難しいものです。

 

アクティビティのたびにそれが続くので、

次第にチームもメンバーもイライラして、

なにをやってもうまくいかなくなります。

 

そこまでの状態になって、

僕が投げかける言葉は以下です。

 

「みんなは、どうなっていたらいいの?」

「みんなは、どうなっていたいの?」

 

これだけです。

 

この言葉を投げかけるだけで、

一気にポジティブアプローチへと

思考がシフトします。

 

それまではなんで?どうして?という

追求ワードしか出てこなかったメンバーの口から

 

「どうしたらできるのかな?」

「どんな方法があるのかな?」

 

という理想をベースにして

現状から理想へ近づくための

思考へと変わるのです。

 

この投げかけは上司が部下にする際にも、

組織がチームビルディングをする際にも

有効な投げかけです。

 

追求グセがあるな、という人は、

ポジティブアプローチで思考してみると

道がひらけると思います。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。