こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

組織をチームにするとなると、

どうしても起こるのが

 

利害関係による対立

 

ですね。

 

営業と製造とか、

現場と販管部門とか、

 

そういった部署単位の

対立が主だったものでしょう。

 

「なんで同じ会社なのに・・・」

 

と思うでしょう?

 

同じ会社だから起こるんです。

 

なぜなら、お互いに正当な主張をして、

お互いが正しいからなんですよね。

 

営業なら営業の目線で正しいことを言うし、

製造なら製造の目線で正しい事を言います。

 

お互いが正しいからこそ、

自分達の利益を最大化しようと

対立が起こるのです。

 

こういう時は次のような質問を

してみてはどうでしょうか?

 

「じゃあ、会社(チーム)としては

どうなっていたらいいんだろうね?」

 

これは僕が研修中によく発する

質問です。

 

研修のトピックが新卒向けだろうと、

マネジャー向けのリーダーシップだろうと、

エグゼクティブ向けのチームビルディングだろうと、

 

チームがスタックした場合や

チーム内で主張や話し合いばかりで

行動が伴っていない時などに投げかけます。

 

人は見たいものしか見れないので、

眼の前の物事にフォーカスを当て始めると、

それだけに集中してしまいます。

 

なので一旦そこから目を離してもらうために、

上段へ意識を向ける質問をするんです。

 

すると今見ているところから

目が離れますよね。

 

目が離れるとそれまで全集中していた

いまの物事から解き放たれます。

 

僕はそれを

 

「距離を取る」

 

と呼んでいます。

 

僕が長年親しんでいる格闘技から

インスパイアされています。

 

打撃を伴う格闘技では、

相手の攻撃を後ろに下がりながら

受けてしまうことで、

コーナーに詰められてしまいます。

 

コーナーに詰められると

ガード一辺倒になってしまい、

相手に反撃する余裕もスペースも

なくなってしまうんです。

 

そうなった場合はムリにでも

こちらも手を出したり、

相手の身体をプッシュして、

リング中央に回り込み、

相手と自分の距離を取るように

します。

 

距離を取ることで一呼吸おけますし、

自分の距離をつくり直すことにも

なります。

 

そして何より、

改めて相手を全体で

捉えることが出来るので、

作戦を立て直すことも出来るんです。

 

対立が起きた時も同様に、

1度距離を取れる質問を

投げかけることで、

双方が同じ方向を向くように

仕掛ける事ができるんですね。

 

対立が起こっているから

仲良くさせようとするのではなく、

対立をきっかけにして同じところに

目線を合わせてもらう方が、

より良い関係性へと繋がっていきます。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。