こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

部下に対してつい、

口をついて出る言葉。

 

それが、

 

どうしてこんな簡単なことが出来ない?

どうしてこんな簡単なことが分からない?

 

です。

 

まあ、気持ちは分かるような気がします。

 

上司からすればさほど

難しいことをやらせてる

わけでもない。

 

と、言うよりも、むしろ簡単で、

すぐに出来るものばかり。

 

だからやってなかったり

出来てなかったりすると

不満に思うわけです。

 

「こんなことも出来ないようでは、

いつまで経っても成長しない」

 

というように。

 

でも、率直に言うとそれは

 

独り善がり

 

ってヤツです。

 

こんな簡単なこと=上司にとって

 

だからです。

 

上司にとっては簡単でも、

部下にとってはそうではないんです。

 

基本的に上司は部下よりも

スキル、知識、持っている情報、経験、

視座や視野などに大きなアドバンテージが

あることを忘れてはいけません。

 

と、いうよりも、

部下よりも仕事が出来るから

管理職として役割を担っているのです。

 

なので「どうしてこんな簡単な〜」

と部下を叱責したところで、

簡単だと思っているのは上司だけ。

 

部下はそう思っていない場合が

けっこうあるんですよ。

 

そうならないために上司が出来ることは、

 

「部下に理解したかどうかを説明させる」

 

ということ。

 

ここまでは分かったかな?→はい→

では、今、どういう内容かを言ってみてくれる?

 

というように、

上司の話を分かったと言うならば、

どういう話だったのかを部下の口から

言わせるのです。

 

ここでわかっていれば

いいですが、

分かっていなければ

部下が分かるような語彙で

分かるようにまた説明して、

その内容を口頭で行ってもらいます。

 

人はそれぞれ、

背が高かったり低かったり、

歌がうまかったり絵がかけたり

走るのが速かったりして、

みんな異なるんです。

 

ある部下への説明は通じても、

ある部下へは通じなかったり、

ある部下には出来ることでも、

ある部下には出来なかったり。

 

それが普通なんです。

 

ですので「なぜ出来ないのか?」と

嘆いたって無駄な話なんです。

 

それよりも、自分と部下は異なるし、

部下同士でも異なるのだということを

しっかりと認識し、

部下が出来るようにしてあげれば

いいんです。

 

自分に出来ることは部下には出来ない

 

このくらいに思っておいて

部下に仕事をやってもらうほうが、

部下の成長を促しやすくなりますし、

なにより上司が楽になるので、

上司は新しい仕事に取り組むことが

出来るようになります。

 

出来ないと嘆くよりも、

その部下が出来ることはなにか?

渡そうとしている仕事は、

その部下の得意がすんなり活かされそうか?

 

これを踏まえて部下と同じ視座で

話してみて下さいね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。