こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

チームビルディングにおける

チームの発達指標として、

 

【タックマンモデル】

 

というものがあります。

 

このブログではおなじみですね。

 

 

この4段階のうち、

コミュニケーションの「質」が

求められるのが、

第2段階に陥った時です。

 

コミュニケーションの「質」

というのはどういうものかと言うと、

 

「互いの価値観に触れるコミュニケーション」

 

のことを言います。

 

互いの価値観に触れるということは、

互いの【背景】を知り、理解することです。

 

価値観と言うのはその人がそれまで

関わってきた人、所属していたコミュニティ、

置かれた状況などなど、『環境』によって

育まれます。

 

つまり相手の価値観に触れるためには、

相手の背景を知らなければならないのです。

 

背景を知らないでおこうとすると、

お互いに当たり障りのない話ししか

しません。

 

いやいや、どーもどーも

 

と言い合っているだけです。

 

そこには困難を乗り越えようという

意識も覚悟もありません。

 

居心地のいい現状から出たくない、

ということなんです。

 

9割のグループはこれを繰り返し、

いつまで経ってもグループのままで

いることになります。

 

それが悪いということではありませんが、

チームになるための苦しさや、

チームになり始めた嬉しさ、

チームとして結果が出てきた楽しさ、

そしてチームとして達成できた喜び、

こういったものに触れることは出来ません。

 

いつも70点くらいの自分たちを

 

「自分たちはスゴいチームだよね!」

 

と自画自賛して悦に浸る

グループでしかないのです。

 

互いの価値観に触れる

コミュニケーションは

雰囲気が重くなります。

 

ここまでの自らの歴史を

相手に伝える事になるからです。

 

話す方ももちろんですが、

聴く側も重くなります。

 

自分の持つ前提を脇に置いて、

相手の話す事をそのまま

受け容れることが求められるからです。

 

なぜ自分の前提を置くのかというと、

前提を持ったままだと相手の話を

評価したりジャッジしたり、

「自分の価値観」で相手を決めつける、

つまりバイアスをかけてしまうからです。

 

相手が話してきた背景を

 

「ああ、この人はそういう人生を

これまで歩んできたんだな」

 

と受け容れるんです。

 

それが出来て初めて、

相手の背景を知ることになります。

 

これが出来るようになると、

コミュニケーションの質が

かなり上がります。

 

そしてコミュニケーションの質が上がると、

たとえそれが自分にとって耳の痛い話でも、

相手が伝えてくることの背景が分かっているので、

その話は自分を貶めたり、存在を否定したりする

類のものではないと、感情的にならなくなります。

 

そして質が上がることで、

自分たちが「何故」これをやるのか、

どうしたらこれが出来るようになるのか、

という目的とやり方がハッキリと

見えるようになります。

 

自分たちのコミュニケーションの質を

挙げたいと思うのであれば、

背景を知るということを意識してみて下さい。

 

少し難しいのですが、

時間をかけていくことで

少しずつ出来るようになりますよ。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。