こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

つくる考房の研修プログラムは

身体を使ったゲームにチャレンジして、

グループからチームへと進化するための

要素を学び取ってもらう内容です。

 

研修のご提案をすると、

必ずツッコミを入れられるのが

 

「一時的には仲良くなるかもしれないけど、

ずっと続くってことはないですよね、コレ?」

 

というものです。

 

イヤイヤ、そんなことはなんですよ!

 

と言ってしまいそうですが、

僕は正直にこう伝えます。

 

「はい。ムリです。続きません。」

 

ぶっちゃけ、1回プログラムでゲームして、

そこから永続的に変わるなんて、

どんなプログラムでもムリです。

 

ゲームに欠陥があるから、

という話ではなく、

これらはきっかけに過ぎないのです。

 

なのでプログラムではゲームそのものよりも、

その後に行う振り返りに時間を多く割きます。

 

組織、会社をチームにするためには、

 

人の力:人と人は違うということを皆で理解する。互いの持ち味を活かす。

組織の力:共通の目的や目標、ルールを決める。

関係の力:互いの持ち味を活かすためのコミュニケーションを理解して、実践する。

 

の3つの歯車を回すことが

必要になります。

 

ゲームでは皆で力を合わせることは出来ます。

目標を達成するために頑張ろう!となるためです。

 

でも、ここでは互いの違いを理解していませんし、

持ち味を活かす事も出来ていません。

 

つまり、「人の力」の部分の歯車は

回っていないということになります。

 

僕はこれを、

 

「かりそめのチームワーク」

 

と読んでいます。

 

この状態のグループは、

見た目は仲良しですが、

仕事になるとパフォーマンスが

上がりません。

 

なぜなら、互いの違いを理解せず、受け容れず、

みんなそれぞれが自分の仕事のやり方を

主張して譲らないから。

 

要はイベントでは利害関係が発生しないから

仲良く出来るけど、仕事は自分の利害に関わるので、

主張を譲らず、相手の主張は聞き入れないのです。

 

人が変わるには時間がかかります。

 

だからこそ、プログラムを単発で終わらせるのではなく、

終わった後から毎月のようにメンバーと対話を実施して、

 

「人はそれぞれ考え方や価値観、やり方が異なる。

自分とは違うという前提があり、それぞれに

得手不得手も異なる」

 

ということを伝え続けていくことが

必要になってくるのです。

 

これを続けていき、

メンバーが互いの異なりを受け容れ、

互いの得手不得手を理解して、

それを活かそうと動き始めた時、

 

「真のチームワーク」

 

が発揮され、

人の力、組織の力、関係の力の

3つの歯車が噛み合って、

回り始めるのです。

 

人の成長と組織の成長は比例する。

 

チームビルディングに取組もうと

考える会社の経営者の人は、

チームビルディングを

 

「中期経営戦略の一貫」

 

と捉えて、5年くらいかけて行うと

良いと思います。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。