こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

僕がチームビルディング研修を実施する時の

イントロダクションで必ず言う言葉があります。

 

「今日はたくさん失敗して下さい」

 

これには2つの意味を込めています。

 

1つは、

 

「思いついたことは片っ端から試してみてね♪」

 

2つ目は、

 

「『失敗』を定義付けるのは自分達なんだよ」

 

という意味です。

 

1つ目は本当にそのまま。

どんどんやってみて、

何が良いのかを見つけ出すためです。

 

2つ目は少し難しいのですが、

やってきたことを「失敗」とするのか、

「蓄積(成果物)」とするのかを決めるのは、

自分達以外の何者でもない、という事です。

 

他者が「失敗だ」と言ったとしても、

チームとして

 

「これは失敗ではない。1つの結果だ!」

 

と定義付けすれば、

他者の評価した「失敗」に

縛られる必要などないんです。

 

特にチームのリーダーは、

上から色々と言われるとは思いますが、

それをメンバーに言う必要はありません。

 

これはチームのモチベーションを

無くさないためでもありますし、

チームが目的を見失わないため

でもあります。

 

失敗だったんだぁ〜!

 

という定義付けをすると、

次に上手くいかなければ

2回目の「失敗。」

その次も上手くいかなければ

3回目の「失敗。」

 

ネガティブの積み上げになると

思いませんか?

 

逆に「このやり方ではなかった」

という定義づけだと、

数多ある方法を1つずつ試している

感じがします。

 

宝探しをやっているみたいな感じですかね。

 

でも、長年染み付いた考え方は

言葉で伝えただけでは変わる事は

ありません。

 

なので研修中にチーム内から

「失敗した」という声が出ると、

 

「いま、チームは何を以て『失敗』としているの?」

 

と介入、質問します。

 

そこで様々な理由がチームから

出てくるので、

全員で共有しながら、

 

「それは誰が決めているの?」

 

と追い質問をします。

 

研修中にこういった介入をすることで、

少しずつですが意識が変わってきます。

 

アイデアをすぐに試すようになり、

上手くいかなかった時は「失敗だ」

と言うのではなく、

 

「これじゃなかったみたいだ」

 

となっていきます。

 

すると、どんどん試す回転が上がり、

試しながら次に試すことを考えて、

またすぐに試してみて・・・

 

というスピード感と効率性が増します。

 

足りない部分をお互いに補い合い、

協働も自然とやっています。

 

もちろん、簡単に変わるとは言いませんが、

意識付けをしっかりとしていくことで、

個もチームも変化していきます。

 

自分達が失敗だと決めつけたら、

そこで次へのチャレンジの道を

自分達で閉ざす事になってしまいます。

 

失敗を失敗と決めているのは他者。

 

少々図々しいかも知れませんが、

チームとして目的達成を目指すなら、

このくらいでいいのではないでしょうか。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。