おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

詩人で作家、劇作家でもある

オスカー・ワイルドはこう言ったそうです。

 

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議論とは、なんともくだらないものだ。

なかよし仲間の意見は

どれも揃って同じなのだから

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これはオスカー・ワイルドが

チームビルダーとしての考え方を

持っていたことが分かるひと言です。

 

詩人、作家、劇作家という事で、

仕事柄、常に自分の意見を疑い、

自分の作品を批判に晒すことが

より良いものを書くために必要である、

と認識していただろう事を加味しても、

とても端的にグループとチームの違いを

表していると思います。

 

このオスカーの発言は、

同質を好むグループでは

同じ意見しか出てこないため、

異なる視点からの批判が無いことが

どれだけ作品をつまらなくするか、

ということを示唆していると考えられます。

 

僕も含めて多くの人は、

意見の対立により自分の意見が

批判に晒されるのを恐れます。

 

なぜそうなるのか?

 

自分の意見の欠点を指摘されたり、

喝破されてしまうと、

自分が「無能で役立たず」だと

思われるのではないか?と

考えてしまうからです。

 

つまり本来は、

 

「異なる意見の対立」

 

であるはずなのに、

批判を受けた側によって、

 

「人間関係で起こる対立」

 

にすり替えられてしまうんです。

 

この「人間関係で起こる対立」のことを、

”リレーションシップ・コンフリクト”と言い、

 

「異なる意見の対立」のことを、

”タスク・コンフリクト”と言います。

 

対立で批判をする側が

タスク・コンフリクトだと思っていても、

批判を受けた側は、それを自身への攻撃だと

捉えてしまうんですね。

 

これは防衛本能の表れなので、

そのままにしていても改善はされません。

 

では、どうしたらいいのでしょうか?

 

僕は「関係の質」を高めることが

改善の鍵になると考えます。

 

関係の質というのは

ものすごーーーく

分かりやすい言い方をすると、

 

・皆がお互いの事を良く知って

・仲良くなっていて

・イイ感じになっている

 

ということです。

 

この数年、注目を浴びている

「心理的安全性」なんていうのは、

まさに関係の質に直結します。

 

お互いの事をよく知って、

仲良くなっていて、

イイ感じになっているならば、

対立する意見に対する批判も、

それは異なる意見を述べていたり、

その意見に足りていない視点を

述べているという捉え方ができます。

 

だから厳しいことを言われても、

それは自分に対する応援だと

受け止めることができるんですね。

 

で、関係性の質を高めるには

どうしたらいいのか?

 

それはもう、チーム内の情報の流通用を

メッチャ増やして下さい。

 

具体的にはたくさんコミュニケーションを

するんです。

 

お互いの価値観をどんどん披露して下さい。

 

そうやってたくさんの情報が流通することで、

お互いの事をよく知ることができます。

 

お互いの事をよく知っていれば、

対立する意見への批判も、

単なるタスク・コンフリクトだと

認識できますから。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。