おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

昨日の朝はとても残念なニュースで

目覚める事になりました。

5月7日に横浜アリーナで予定されていた
井上尚弥選手 vs スティーブン・フルトン選手の

WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチが

延期になったと、米・スポーツ局のESPNが報じたのです。

今回の延期は、井上選手が練習中に拳を

怪我してしまったことが原因ということで、
「5月まであと少し!!」と思っていた

僕にとってはかなり残念なお知らせです。

新日程は7月だと言われているので、

ビッグマッチのお預けが少し延びましたが、
井上選手が万全の状態でリングに上がれるように、

じっくり待ちたいと思います。

それにしても、素晴らしかったのは

対戦相手のフルトン選手です。

フルトン選手は報道を受けて、

SNS上で次のように発信しています。

「新日程は決まっている。落ち着け。試合が行われることに変わりはない」

この言葉、普通は言えません。

なぜなら、フルトン選手は2本のベルトを保持する

 

「現」チャンピオン。

対する井上選手はバンタム級では

4団体統一チャンピオンですが、

スーパーバンタム級では

ランキング1位とは言え、

あくまでも「チャレンジャー」です。

練習中に怪我をしたならば、
現チャンピオンから試合を

キャンセルされても文句は

言えない立場なんです。

ボクシングにおいて

チャンピオンは絶対です。

ましてや井上選手の異名は「The Monster」


バンタム級とは思えない、

重いパンチを持っているのですから、

現王者がリスクを取る必要は本来はないんです。

王者が「やらない」と言ったら
試合は実現されません。

興行の主導権は常に

チャンピオンにあるんです。

それを考えると、

フルトン選手が発信したこの言葉からは、

フルトン選手が本当に井上選手との

対戦を熱望していることがわかります。

そして、王者としての強さを持っているという、

自信の表れでもあることも。

どんなに万難を排したとしても、
不足の事態というのは起こります。

起こらないに越したことはありませんが、
起こる時は起こるのです。

そんな時、リーダーがフルトン選手のように振る舞える。

たぶん、メンバーはそれを望むでしょう。

それはそれで普通のことです

ですが、リーダーだから常にそのように

振る舞わなければならないのか?

と言うと、どうでしょうか。

もちろん、

それが望ましいリーダーの姿だと思います。

ですが、リーダーだって人間ですから、

やせ我慢出来ない時だってあると思います。

もし仮に、リーダーが取り乱してしまう時、
メンバーがフルトン選手のように振る舞えたらどうですか?

「落ち着け、リーダー!僕達が着いているんだから!」

リーダーも安心して、我を取り戻せると思いませんか。

ピンチの時に落ち着き払っているのが

リーダーじゃなきゃいけない、

という決まりはありません。

メンバーが落ち着き払っていても全然アリです。

ちなみに僕の好きな漫画の

 

「ONE PIECE」

 

の第1巻で、主人公のルフィが

山賊ヒグマに攫われてしまい、

ルフィが慕う赤髪海賊団の船長である

 

「赤髪のシャンクス」

 

がその事で慌てふためくシーンがあります。

その時、シャンクスの船のクルーである

 

「ラッキー・ルウ」

 

がシャンクスを次のように一喝します。

「うろたえるんじゃねぇ!!お頭、この野郎っ!!みんなで探しゃあ、すぐ見つかる!!」(ONE PIECE 第1巻 P42)

最高じゃないですか、こんな仲間がいたら。

リーダーは孤独だと言われますが、
リーダーだってたまにはうろたえたい。
メンバーに甘えたい。

そんな時があってもいいんです。

本日も読んでくださり、
ありがとうございました。