おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

チームを束ねるリーダーなら、

誰しもが「チームで成果を出したい」

と考えることでしょう。

 

リーダーの役割は、

メンバーの持ち味を引き出し、

それを他のメンバーの持ち味と掛け合わせ、

成果を出すことだからです。

 

リーダーに対する会社の評価は、

やはりそこに行きますし、

チームが成果を出せば、

メンバーも活気づいてきますから、

より一層パフォーマンスも上がります。

 

しかしそれはあくまでも理想。

現実はなかなかそう上手くいきません。

 

メンバーの仕事に対する考え方は

人それぞれですし、

そもそも他のメンバーに関心を持たない、

というメンバーもいます。

 

そういったチーム環境だと当然、

成果を出したくても出せません。

 

僕が過去にやった管理職向けの

チームビルディング研修でも、

この悩みをもったリーダーが

めっちゃたくさんいました。

 

この研修で参加者の活動の様子を観察すると、

悩めるリーダーたちに共通する点があることに

気付きました。

 

「出来なかった事に注目」しがち。

 

全部ちゃんと出来ていないとダメ!

という意識がバッチバチに伝わってきます。

 

それはそれで素晴らしいのですが、

リーダーがそこを率先しちゃうと、

メンバーは委縮しちゃうんですよね。

 

それにこれだと、リーダーだけが

疲れていきます。

 

「なんで出来ないの~!!」って。

 

あら、大変!

このままだとリーダーがすり減って、

なくなっちゃいます。

 

このような状況を観察できた時、

僕がリーダー達にかける言葉は

これです。

 

「いまの状態はマイナスなの?プラスなの?」

「いまの状態は0~10のどの辺にいるの?」

「最初のところからいまを見た時、僕たちはどこまで進んだのかな?」

 

状況によって異なりますが、

この3つのどれかで声をかけています。

 

理由はシンプル。

 

「出来なかったことなんて何1つない」

 

からです。

 

よーいどん!で始めて、

達成しようと活動していて、

全く何も出来ないという事はないです。

 

ほんの少しでも前に進んでいるはず。

 

でも人は自分の見たいものしか見ません。

 

出来ない事、出来ない自分たちしか見ないと、

常に「自分たちは出来ない」と刷り込まれます。

 

これってもったいないですよね。

 

自分の見えている方向や角度からは

違った色を見ることが出来ない。

 

違う色を見たいなら、

自分が動いて別の角度からみるか、

対象を動かして見える角度を変えるか。

 

こういう事です。

 

角度を変えてみてみると、

 

今回は3できた。

次は5を目指そう。

 

と考えることができると

思うのです。

 

研修に参加するリーダーの皆さんは

すっごいマジメです。

 

だからこそ「出来てないところ」

を何とかして埋めようと必死になります。

 

出来ていないところがある、という事は、

出来ているところもある、という事。

 

リーダーが考え方を変えるだけで、

メンバーは活気づいてきます。

 

出来た事実、進んだ事実に注目して、

それから「次はどこを目指すか?」に

フォーカスしてみて下さい。

 

その方が楽しく仕事ができると思います。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。