おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

「備えあれば患いなし」

 

慎重に物事を運ぶ際に

よく言われる言葉ですね。

 

僕はどちらかというと

思い付きで動く性質なので、

先々を患うことが少ないため、

身近にそういう人がいないと

色んなことを見落としてしまいます。

 

そういう意味では妻が僕にとって

「そういう人」でして、

僕はいつも妻に助けてもらっています。

 

とは言えこれは僕と妻という2人の

間でのことです。

 

これがチームや組織での話になると

様相がガラッと変わってきます。

 

チームや組織になると

患いをなくすために備えるのですが、

いつしか備えることが目的となり、

いつの間にか患いの元となっている

「チャレンジ」そのものが実行されずに

終わっているという事が起こります。

 

元々はチャレンジの成功確率を上げるため、

チャレンジで起こりうるトラブルなどを

回避するための事前準備だったはずです。

 

確かに事前のプランニングや

トラブル回避のために備えるのは

大切なことですが、

チャレンジで達成したい何事かを

忘れてしまっていては本末転倒ですね。

 

実際、プランや備えに偏ることで

目的の達成はおろかチャレンジへの

着手すら置き去りにされるというのは

研修の課題解決シーンで何度も

目にしてきています。

 

前例のない課題を提供して

参加者に解決をしてもらうものなので

プランや備えをしっかりしたいという

気持ちは分かります。

 

ただ、これってもしかすると、

 

「やってどうなるものか?」

 

という「迷い」みたいなものや、

諦観や傍観なども影響しているかも?

 

なんて僕は思うのです。

 

・上手くいかなければ

責任を取らされる。

 

・上手くいかなければ

糾弾されたり断罪されたりする。

 

・本当にコレ、やるの?

 

このように迷わせる何かがある場合、

どうしてもアクションへ移行する

時間が長くなってしまいます。

 

なのでもし、チームや組織が

備えるばかりで動かないのなら、

まずは「本当にコレやるの?」

というところから見直しが必要です。

 

これは目標に向かって進むときも

同様です。

 

チャレンジにしても目標達成にしても、

メンバー全員が(仕方ねーなーも含めて)

よし、やるか!となってはじめて

動き出せます。

 

そうなっていなければ

不安が次から次へと出てきてしまい、

 

「アレは大丈夫か?」

「ソレはどうなっている?」

 

と際限なく備えに時間を割いてしまい、

いつまでたってもアクションへ移行しません。


もちろん全員で合意形成が

されていることが理想ですが、

現実はそう簡単にはいきません。

 

そうであれば思い切って

やることそのものを

見直してみるのです。

 

いったん白紙に戻して

見直すには相当な勇気が要りますが、

備えるばかりで前に進まないメリットと

(中止や延期も含めて)見直すメリット、

どちらの方が大きいのか?

 

このように天秤をかけてみるんです。

 

何をするにしても備えは必要ですが、

どんなに備えても失敗はしますし、

患いてばかりでは

機会を逃すことにも繋がります。

 

どうにも備えに偏ってる、

と感じているリーダーは

メンバーに対して見直しを

提案してみてください。

 

そうすることによって

見えていなかった不安や迷いが

見えてくると思います。

 

その時に改めて自分たちが

どうしたいのかを見つめなおせる

機会となるでしょう。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。