おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

先日、プレジデントオンラインで

アスリートの一般常識が大きく外れている事

に関する記事を読みました。

 

勝つたびに「俺は特別だ」と思い込む…

 

詳細については

実際に読んでいただくとして、

つまるところは幼少期より

「勝利至上主義」で育つことで、

それ以外で承認欲求が満たされることがなく、

勝利から得られる賞賛を浴び続けることで

歪んだ「全能感」が育まれ、

それによって社会通念上どう考えてもナシだろ!

と言われるようなことでも平気でやってしまう、

という内容です。

 

もちろん、すべてのアスリートがそうである、

という事ではなく、あくまでも一部であると

強調されていますが、

この記事が示唆するポイントは「環境」ではないか?

と僕は考えます。

 

最近のブログにも書きましたが、

社会構成主義です。

 

社会構成主義という考え方は、

その人の考え方や価値観、

価値基準、判断基準など、

その人を構成するものというのは、

その人がそれまでに関わってきた

「社会」によってつくられる、

というものです。

 

とにかく勝つことだけを求め(or 求められ)、

勝てば褒められ、負ければ見向きもされない。

 

そういった環境に長くいれば、

基準は「勝つ」か「負ける」かに偏り、

それ以外の事は関係なくなるでしょう。

 

加えて勝つか負けるか以外の事を

師事出来る人が周りにいない、

つまり周囲も勝つか負けるかのみで

評価判断する人たちに囲まれれば、

より一層そこに拍車がかかります。

 

これを皆さんの仕事の場で考えてみて下さい。

 

例えば能力は高くなくとも、

社内の地位の高い人に媚び諂っていれば

良い待遇を受けられる会社だとしましょう。

 

社会通念と照らし合わせて、

会社が間違ったことをしていても、

それを指摘すれば冷や飯を食わされる。

 

逆に全てに迎合して媚びていれば

昇給も昇格も望むがまま。

 

こんな環境に新卒から入社して、

10年、20年経ってから転職したり

独立したりして、

うまくやっていけるでしょうか?

 

極端なたとえではありますが、

僕は難しいと思います。

 

つまり、環境とは人ひとりを容易に

変えてしまうだけの力を持っているのです。

 

僕が常日頃から

 

「チームビルディングは環境をつくっていくこと」

 

だと言っているのは

ここにあります。

 

例えば失敗を厳しく糾弾し、断罪し、

犯人捜しをしてつるし上げる。

 

そんな環境をつくればそれが「是」になります。

 

逆に失敗を認め、受け入れ、賞賛し、

「次はどうしたらいいのか?」を

みんなで考える環境をつくれば、

それもまた「是」になります。

 

会社、組織はお商売で

永続的に儲けていく必要があります。

 

お商売がうまくいかなければ、

新規事業も、投資も、雇用も、

全てができなくなります。

 

お商売を失敗させたいという

経営者の方はいらっしゃらないでしょう。

 

もし少しでも今の環境について

疑問符が付くのであれば、

一度よく観察してみて下さい。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。