チームビルディングが長期になる理由 おはようございます。 売上を上げるための ビジネスチームビルディングファシリテーター、 Diceです。(プロフィールはコチラです) チームビルディングは時間がかかる。 これは僕がよくブログ内で お伝えしている事です。 何か魔法のような方法があって、 それさえ使えばどんな集団でも チームになれるのであれば、 恐らくですがこの世から 戦争、飢餓、貧困などは なくなると思います。 では、なんでそんなに時間がかかるのでしょうか。 僕の考えをお伝えしてみます。 ■「チーム」→異なる【個】の集団 異なる個の集団であるが故に、 経済合理性に基づくスマートな行動に なることはできません。 ※経済合理性:自分の最大利益の獲得だけを目的に、徹底的に理詰めで考え行動する傾向 なぜなら、人は感情の生き物であり、 理論・理屈が筋道立っていればOK、 という風には割り切れないからなんです。 ですので、本人が「嫌だ」「不快だ」と思えば、 途端にバランスが崩れ始めます。 つまり、人はそれだけ「不合理」な存在で、 不合理の集まりであるためが故に 経済合理性といった理論・理屈だけでは 簡単にまとまれないんです。 ■チームをチーム足らしめるのは→【共通の目標・目的】 そんな不合理な存在の集まりを合理的に機能させるものが 「チーム」と呼ばれる人の集団になるのですが、 機能させるためには必要なものがあります。 それが、【共通の目標・目的】です。 共通の目標・目的を目指すことで、 不合理集団の中に「あるもの」が生まれるんです。 それを生み出す前段として、 目標・目的が必要なんですね。 ■「不合理な存在の集まり」だからこそ【協力】が生まれる 不合理とは合理的でないことです。 つまり、何かしらの不便を抱えているという事。 個々が抱えている不便とは、 その個にとって苦手だったり、 できないことを指します。 共通の目標・目的を目指す上で、 各々が不便を抱えていることで 個では対応できないという現実を 目の当たりにします。 すると、自分にできないことを 他者に頼むことになりますよね。 つまり、それが【協力】です。 共通の目標・目的を目指すことで、 協力し合うことができるようになります。 この "協力し合う事" をすることで、 メンバー間に「個人的な体験」が 生み出され、積み重なっていきます。 この場合の個人的な体験というのは、 手伝ってもらって助かった。 ありがとう。 何かできることはあるかな? といったことを指します。 そして個人的な体験が集団内部に蓄積されていくことで、 徐々にチームとしての「色」や「主張」が生み出され、 「そのチームとしての在り方」が形成されていくわけです。 ■だから時間がかかる つまり、チームビルディングに時間がかかるのは、 ・不合理な存在の集まりであるため、互いの不便を知るのに時間が必要。 ・互いの不便を埋めるための協力は体験の積み重ねによって行われる。 ・積み重ねの結果として「チーム」として形成されていく。 これら「個の擦り合わせ」とも言うべき 過程を経る必要が生じるからです。 更に言えば、個によって知識やスキル、 理解力、順応力といったパラメータも 異なります。 チームビルディングが長期になる理由は こういったところにあるのだと思っています。 本日も読んでくださり、 ありがとうございました。