おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

突然ですが、あなたのチームには

 

「笑い」

 

がありますか?

 

何か面白いことを言ったり、

言われたり、ということではなく、

チームによく笑い声が出ているか?

という意味です。

 

昔、炭鉱には「スカブラ」と呼ばれる

役割の人がいたそうです。

 

炭鉱というのは暗いし汚いし、

何より危険です。

 

そのような環境で仕事をする炭鉱夫は

強いストレスがたまるんです。

 

スカブラはバカ話やホラ話を炭鉱夫に聞かせて、

笑わせることでストレスを発散させる

役割だったんです。

 

しかし、経営の合理化や経営難により、

会社がスカブラを一斉に解雇したところ、

炭鉱の作業効率が落ちてしまったそうです。

 

慌てた会社が調べてみたところ、

スカブラがいなくなったことで

現場の士気が下がり、

それによって生産性も落ちたとのことでした。

 

メンバーが笑い顔で仕事をしていると、

 

「ヘラヘラして、サボっているんじゃないか」

 

と思うリーダーや経営者は、

少し心にゆとりを持ってみて下さい。

 

ふざけ合うことを推奨しているのではなく、

笑い合えることが大事、とお伝えしたいのです。

 

笑い合った後というのは生産性が10%上がる、

という研究結果もあるとのことです。

 

逆を言えば、笑い合えないチームというのは

本来チームが持っているポテンシャルを

10%抑えさせている、ということにもなります。

 

手前味噌な話で恐縮ですが、

僕が提供するワークショップや研修は

参加者が笑い合えるような仕掛けを

あちこちに張り巡らせています。

 

人事の担当者や偉い人はそれを見ると

いつも不安そうな顔をされますが、

プログラムが後半に差し掛かると、

皆さん一様にこうおっしゃいます。

 

「こんなに積極的に意見を出したり、

ぶつけ合ったりする姿は初めて見ました!」

 

そうなんです。

 

笑い合う、笑い合えるというのは、

心の壁、つまり心理的安全性を高める

役割もあるんです。

 

笑い合えない環境はお互いの心に

いい意味での「隙」ができません。

 

心を閉ざし、極力、外界からの接触を断ち、

自分の範囲の中でしか活動しようとしません。

 

なぜなら、それが1番安全だからです。

 

ただそれだと、

ずっとコンフォートゾーンの中に

留まることとなってしまいますから、

チームとしても個人としても成長が

難しくなってくるでしょう。

 

できるだけコンスタントに、

できるだけ高いパフォーマンスを

チームやメンバーに発揮してもらいたい、

と思うリーダーや経営者にとっては、

実にもったいない話だとは思いませんか?

 

笑い合えるというのは

それだけの力を持っているんです。

 

なので、チームや会社の生産性を上げたいならば、

「雑談」にも力を入れてみて下さい。

 

ただし、リーダーや経営者がメンバーと雑談するときは、

堅苦しかったり、マウントになったり、お説教になるような

事がないようにしてくださいね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。