おはようございます。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

先日、こんなニュースを見ました。

 

〝NASA火星探査車「Perseverance」火星で合計50グラムの酸素生成に成功”

 

NASAの火星探査機である

「Perseverance」が、

火星の大気からの酸素生成実験を

成功させたという記事です。

 

地球から火星までは7,528万キロ。

片道だいたい260日。

 

同じ太陽系で比較的近いと言っても、

月と地球との距離と比べて200倍ほど

あります。

 

もちろん地球とは全く異なる環境で、

それでも酸素の生成が出来たというのは、

本当に地球外の惑星に移住することが

できる可能性が見えてくる、

何とも壮大でロマンのあふれる話です。

 

今回の酸素生成実験では、

Perseveranceは火星の大気を利用しました。

 

例えば火星への有人探査をする場合、

月を中継基地にすることになりますが、

その場合は月に基地となる建物を

建造する必要が出てきます。

 

その時に月の砂(レゴリスと言います)を利用し、

建材として利用する研究も進んでいるそうです。

 

地球外の星へ人を送り込むとなると

多くの物資が必要です。

 

物資が多ければ輸送コストがかかるので、

現地でつくれるものがあればつくる、

というのは理にかなっています。

 

その場にあるものを有効活用するには、

当然ではありますが「観察」が重要になります。

 

月のレゴリスにしても、

火星の酸素生成実験にしても、

これまでの観察結果があるからこそ、

どうやって有効活用ができるか?

を考えて、実行することができます。

 

何をお伝えしたいかというと、

月や火星にあるものを単なる

物質だととらえていたら、

それを活用するという考えは

浮かばないということです。

 

そこにあるものをどうやって活用したら

自分たちにとって有用性が高まるのか?

を考えるからこそ、

酸素をつくりだしたり、建材にしたり、

という結果が出てくるのです。

 

組織のチームビルディングもこれと

同じです。

 

売上が上がらないから

外部から人を採用する。

 

それはそれで悪くありませんが、

採用にもお金がかかりますし、

採用した方が自社にマッチするかは

入社してみてからでないと

本当の所は分かりません。

 

もし途中で退職されてしまえば、

また採用コストもかかるでしょう。

 

でも、今いるメンバーの持ち味を

よく観察したらどうなるでしょうか?

 

採用コストはかかりません。

 

むしろ今いるメンバーの

見えなかった持ち味を発見することに

つながります。

 

メンバーの持ち味が分かり、

自社の仕組みが持ち味を活かすのに

適しているのであれば、

今度はメンバーが思う存分活躍できるように

仕組みでバックアップしてあげます。

 

逆に仕組みが適していなければ、

メンバーが活躍しやすいように

仕組みを少し変えてみたり、

新しい仕組みをつくったりします。

 

今いるメンバーでジャイアントキリングを起こし、

売上をあげる組織にすることは可能です。

 

それには仕組みを整える側、

つまり社長を筆頭としたリーダー陣が

メンバーに対する見方を変えて、

メンバーが活躍しやすい仕組みに

すればOKです。
 

チームとはメンバーそれぞれの

持ち味を活かしながら、

互いに相互依存の関係性を築き、

共通の目標・目的を達成する集団です。

 

要は「今いる」会社のメンバーが、

そうなるように環境を整えるということです。

 

「今いるメンバー」というところが

ポイントですよ。

 

まずは今いるメンバーがどうやったら

持ち味を惜しみなく発揮できるのか?

 

ここをよく観察してみてください。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。