こんにちは

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

このブログで毎度おなじみ

 

「タックマンモデル」

 

チームの発達段階を測る

便利なツールです。

 

チームビルディングをしていると、

チームはその発達に応じた

段階を経て成長していくのですが、

その成長を何もしないで見ているだけでは

成長を「促す」ことはできません。

 

それぞれのステージでは

メンバーの状態も違っています。

 

その状態に応じた関わり方をすれば、

チームもそれに応じて適切に成長します。

 

しかしリーダーによってはチームの発達を

妨げてしまう場合もあります。

 

それが「『リーダー』なリーダー」です。

 

とにかくメンバーを導こう、

引っ張っていこうとするので、

チームがどの段階にあっても

リーダーが前に出ようとします。

 

熱いリーダーは頼もしくもありますが、

特定の誰かのリーダーシップに

ついていくだけのチームは依存度が高く、

今の時代にあったチームとは言えません。

 

チームが自ら考え、自走し、

自律・自立していくためには、

リーダーがチームの成長に応じた

関わり方を知っておいたほうが、

リーダー自身の成長にも繋がります。

 

発達に応じた関わり方といっても、

特に難しいことはありません。

 

チームの最初はグループです。

メンバーのリーダーに対する

依存度は高いので、

最初はリーダーが指示するという

関わり方が必要です。

 

少しずつメンバーが打ち解けてきて、

段々と自分達の意見を言い合えるように

なってきたら、

今度はフィードバックをしていきます。

 

フィードバックには個人の解釈は不要です。

ただ、いま目の前で起きていることを、

「自分の目にはこう映っている」

とだけ伝えるだけです。

 

フィードバックを繰り返しているうちに、

ようやくグループからチームへと変化を

始めてきます。

 

チームは自分達で決めますし、

自分達で考えます。

 

ここまで来たら、

リーダーは見守りながら

質問するという関わり方を

していきます。

 

そしてチームがチームと成った時、

関わり方は「見守る」へと変わります。

 

見守るということは、

チームの活動や行動に対し、

一切の責任をリーダーが負い、

メンバーの主体性に委ねる、

ということです。

 

ここまで書いた4つの関わり方ですが、

こうやって文字にすると「なぁんだ、簡単だね」

って思えるんですけど、

実際にやってみようとすると意外と難しいです。

 

なぜなら基本的にリーダーは

「できる人」がなることが多いので、

リーダーが「自分が手を出したほうが早い」

ってなるからです。

 

ただ、リーダーは「実行する人」ではなく、

「リードする人」ですから、

手を出してしまえばメンバーはずっと依存します。

 

そういう意味ではチームビルディングしている

チームのリーダーの真の役割は「ガマン」すること

なのかも知れませんね。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。