こんにちは

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

今日の記事のタイトルは

僕にとって苦い思い出です。

 

もう16〜7年前に僕が初めて管理職になった時に

当時の上司から学んだことです。

 

それまでプレイヤーとして

やっていた僕でしたが、

ある時から管理職になりました。

 

ある時、上司と、上司の上司に、

「面談するよ」と呼び出され、

 

来月からチーム持ってもらいたいんだけど?

 

と言われてなりました。

 

管理職になったからと言って

何か特別な研修を受けたわけでも

ありません。

 

どうすればいいのかも分からないまま、

とにかく手探りで何とか毎日を過ごしました。

 

ただ、手探りでやっていれば

当然ですがほころびが出てきます。

 

プレイヤーでやっていたときは

目の前の仕事で結果を出せばOK。

 

ですが管理職になったので、

今度はチームとしての結果が求められます。

 

そして僕はここでやらかしました。

 

本来であれば自分のチームに対して

目線を向けていなければならなかったのに、

結果の提出先であるクライアントに対してだけ

目線を向けてしまいました。

 

当然、メンバーからは不満が続出。

 

メンバーから僕に向けられたその不満は、

僕に直接向けられるのではなく、

僕の上司へ上申されるという形で

僕に返ってきました。

 

その時の上司に言われたのが

次のような話です。

 

”目の前の自分の仕事だけをやれていた、

今までのあなたは個人プレイで良かった。

 

しかし管理職となった今、

チームでプレイすることが求められている。

 

個人プレイというのは言わば立方体の1面のみだ。

その1面の色だけが見えていればOK。

 

しかしチームプレイというのは立方体の全ての面が

見えていなければならない。

 

つまり、個人プレイは2Dの視点、

チームプレイは3Dの視点でいることが

求められる。

 

今のあなたは3Dの視点でいる必要があるのに、

クライアントという1面しか見ていない。

 

それは2D視点に留まっている事になる。

 

本来見るべき面は

 

メンバー

チーム

最後にクライアントの順だよ"

 

そう言われて僕はぐぅの音も

出ませんでした。

 

とにかくクライアントから

評価されることばかりに

とらわれてしまったため、

チームのメンバーへの

 

目配り

気配り

心配り

 

ができていなかったんです。

 

そしてトドメにメンバーの1人から、

 

"一緒にプレイヤーしてた時の方が

よっぽど管理職っぽかったよ"

 

と言われてしまったんです。

 

これはさすがにヘコみました。

 

しかし上司の指摘もメンバーの指摘も、

本当にその通りです。

 

管理職だからこそメンバーと密になり、

チームとしての結果を出すことに

集中しなければならなかったにもかかわらず、

クライアントにしか目を向けていなかったのです。

 

それでやっと目が覚めた僕は、

翌日、朝イチでメンバーに会議室に来てもらい、

すぐに自分が間違っていた事を謝罪しました。

 

そしてその後はチームとして結果に繋がるよう、

 

メンバーへフォーカスすることに4割

チームとしてパフォーマンスを出すことに4割

クライアントへ目を向けるのは2割

 

という配分で接していくことを

メンバーにコミットしました。

 

そしてそれ以降僕がメンバーに対して

徹底してやり続けてきたのが、

 

・メンバー1人ひとりと"しっかり"雑談をする

・週に1回の5分間の相互フィードバック

 

の2点です。

 

しっかりと雑談というのは、

「雑談する」という意図と意思を持って

雑談をすることです。

 

雑談しながらメンバーがいま困っていたり、

抱えていたりするものを見つけ出し、

雑談しながらそれとなく方向性を示して、

メンバーが仕事をし易くするようにしました。

 

そして相互フィードバックは、

僕がメンバーに、メンバーが僕に、

その週に気付いたことや良かった点、

改善点を伝え合うようにすることです。

 

お互い持ち時間を2分30秒と決め、

その持ち時間でそれらのことを

伝え合うことで、

お互いの課題が見えてくるため、

チーム全体のパフォーマンスの底上げに

役立ちました。

 

この経験がなかったら、

今の僕はきっとチームビルディングに

携わっていなかったと思います。

 

当時はマジで会社に行きづらかった・・・

 

毎日 ↓ こんな顔

 

 

してました。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。