こんにちは

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

会社をチーム化しようとする時に

陥りやすい罠があるのをご存知ですか?

 

それが「若いメンバーに偏る罠」です。

 

会社を構成するメンバーを20代と30代くらいで

まとめようとするんですね。

 

チーム化を考える企業はついつい

若いメンバー(2〜30代)でチームを

つくりたくなるかも知れません。

 

確かに若いメンバーで構成されたチームは

行動力とかあります。

 

新しい考え方やアイデアも

どんどん創出してくれそうです。

 

それにより会社自体にドライブがかかり、

活気に満ちてくる可能性もあります。

 

その事自体は全然OK!

 

会社が活気づいてくれば、

お商売もノッてきますし。

 

でも会社って、若いメンバーからベテランまで、

様々な年齢層で構成されているじゃないですか?


もっともここ10年くらいは空洞化してきており、

僕の世代(40代)がいないと言われていますが、

それでも20代から60代までが分布しています。

 

だったらベテランメンバーにもフォーカスを

当てて欲しいんです。

 

ベテランメンバーには若いメンバーにはない

強みを持っています。

 

確かに瞬発力は若いメンバーに劣ります。

 

しかし、何十年という月日で積み重ねてきた

経験値は若いメンバーでは太刀打ちできません。

 

特に説明力や思考力は経験値に裏打ちされた

ベテランならではの強みではないでしょうか?

 

例えば

 

相手の真意を汲み取る

相手の感情を理解する

分かりやすい説明をする

 

こういったものは

これまでの経験が物を言います。

 

長く働いてきたベテランは、

それだけ多くの語彙を蓄えていますし、

これまでのキャリアで多くの人と関わってるので、

物事の機微を読むのに長けています。

 

まさに経験に裏打ちされた「得意技」を

持ち合わせているんです。

 

「ベテランには今更何をやっても変わらない」

 

と言ってチームに加えないのは

もったいないと思います。

 

特に「説明する」「教える」「相談に乗る」

というような言語領域系の力は

若いメンバーよりも長けています。

 

こういう力をチームのために発揮してもらえれば、

世代を超えた協力や協働が出来ると思います。

 

労働人口が右肩下がりの現状では、

新たな人を確保することが

かなり難しくなっています。

 

加えて平均寿命も延びて、

人生100年時代だと言われてます。

 

会社がこの先

 

「今いるメンバーでうまくいく」

 

ことを目指してチーム化していかないと、

今の時代を生き残って行くことは困難です。

 

年齢が来たら早期退職の対象にするのは簡単です。

 

でもそれって、捉えようによっては、

 

「当社は人を活かせません」

 

と公言しているようにも見えてしまいます。

 

逆に若いメンバーもベテランも、

それぞれの得意技を活かしながら

活躍している会社だったらどうでしょう。

 

僕がチームビルディングファシリテーターとして

目指したいのはそういう会社です。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。