こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

リーダー(会社で言うところの管理職/マネジャー)って、

僕の世代から上の人達からすると、

「なんでも出来る人」がなるもの!っていうイメージが

強かったりします。

 

だから誰よりも経験豊富で、

その経験値をフル活用しながら

メンバーにビシィィィっと指示出来る人が

イケてるリーダーでした。


当時はとにかく、「たくさんつくって、たくさん売る」

という時代でしたから、トップダウンでメンバーを

管理・指示できる人が優秀でだったのです。

 

またメンバーもそういうリーダーが

いいリーダーだと思っていました。

 

「ウチのリーダーは間違いないから」

「ウチのリーダーに任せておけば安心だから」

 

という感じですね。

 

これが頼れるリーダーの姿だったので、

リーダーがメンバーに相談するなんて

間違ってもあってはなりません。

 

そんな事をしたらメンバーから

ナメられるからです。

 

「あのリーダーは頼りない」って言われます。

 

上層部からも「頼りない」とか「無能だ」という

評価をされてしまいます。

 

だから誰にも相談できず、

自分1人で考えて、

自分1人で悩み、

自分1人で決断し、

自分1人が責任を取っていました。

 

「男は、涙を、見せぬもの、見せぬもの。」

 

機動戦士ガンダム(ファースト)の

エンディング曲の歌詞を地で行くようなものです。

 

ですが、今は全くの逆です。

 

完璧なリーダーはいらないんです。

 

人々の価値観が多様化し、

答えの予測がつかない今の時代の場合、

誰か1人で何かをどうすることもできません。

 

そもそも今の時代の課題は昔と比べて

複雑性も増しています。

 

1人の考えでどうなるものではないのです。

 

今の時代のリーダーに必要なことは、

ビジョンの共有をして、

メンバー1人ひとりの強みを引き出し、

それをかけ合わせる力です。

 

それにはリーダー自身が、自らの声で、

「分からないことがあるから皆の力を貸して」

と言えなければなりません。

 

リーダー自らがメンバーに対して「助けて」と言う。

 

それがチームの心理的安全性をつくり、

チームのパフォーマンスを高めるからです。

 

以前なら間違いなく無能と評価されたリーダーが、

今では求められています。

 

これは僕の意見ですが、

昔のリーダーはメンバーのことを

 

「部下」

 

とは捉えていたものの、

 

「仲間」

 

という捉え方はしていなかったのかも

知れません。

 

時代が変われば英雄の基準も変わるように、

リーダーの基準も変わります。

 

ですから、いまリーダー職にある人は、

どうか完璧なリーダーを目指さないで下さい。

 

それよりも「皆の力が必要です」と

声をかけて下さい。

 

その一言がチームにドライブをかけます。

 

本日も読んで下さり、

ありがとうございました。