こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

年末年始のお休みも残りは今日明日2日間ですね。

 

今年は土日がお正月2日間だったためか、

なんだかお休みが少ないような気がします。

 

さて、お正月と言えば箱根駅伝の往復路です。

今日は昨年の優勝校の駒澤と一昨年の覇者、

青学との対決が注目されています。

 

駅伝で青学と言えば原晋監督ですが、

Number Webの記事に面白い記事が

ありました。

 

その記事によると、原監督はスカウティングで

全国の高校を回っている時に、

監督の問いかけに対して明るく元気に

「はいっ!」と返事をする選手には

魅力を感じないそうです。

 

監督の言うことを何でも「はいっ!」と

答える学生は何も考えていない子が

多くいるように思っているためとのこと。

 

そういう生徒は練習でも試合でも

監督を意識してしまって、

パフォーマンスを発揮できなくなる

そうなんですね。

 

監督が危惧しているのは、

監督を意識するばかりに監督に縛られ、

自分で想像したり創造することが

できなくなるということです。

 

確かにその通りで、人の言うことに

従っている方が自分の頭を使う必要が

なくなります。

 

言われた通りやっていれば怒られませんし、

上手く行かなかったとしても、

最終的な責任は自分ではなく指示を出した人。

 

これでは自分で想像や創造するのは

難しいでしょう。

 

実はこれ、中小企業の管理職が

よくやってしまうミスです。

 

自分が不安だから部下に全部指示を出し、

その通りにやってもらうことで

「自分が安心するために」部下を

コントロールしているんです。

 

上司が部下を信じられないのは、

上司が自分を基軸として部下を観察し、

自分の基軸だけで部下のパフォーマンスを

ジャッジしようとするからです。

 

人は意外と人のことを見ていません。

よく観察しているように思えて、

実は自分を軸にして観察してしまいます。

 

いつの間にか自分と部下を比較してしまい、

バイアスのかかった観察をしてしまうことも

あるんです。

 

では、そうしないために

上司に出来ることは何か?

 

それは「覚悟」することです。

 

何かあったら部下を守る。

その覚悟ですね。

 

僕も会社員時代に経験がありますが、

覚悟のある上司の下で仕事をすると、

「守ってもらえる」という空気を

肌で感じることが出来ます。

 

そういう上司の下にいると安心感があるので、

自分の意見が述べやすかったですし、

新しい考え方を伝えるのに抵抗感がありませんでした。

 

逆にそういった覚悟のない上司の下では

常に監視管理されていたため、

意見を述べたりすることはできませんでした。

 

「覚悟」というと部下の人生までをも

背負い込まなければならない、くらいの

気概が必要だと思うかも知れませんね。

 

ですが部下の人生は部下のものですから、

そこまでの必要はありません。

 

ただ、仕事の面においては部下は大事な

事業戦略の実行の担い手です。

 

部下に気持ちよく仕事をしてもらい、

成果を出してもらうためには、

部下を自由にさせる覚悟だったり、

部下が失敗をすることを受け入れる覚悟だったり、

そういう意味での覚悟が必要なんです。

 

覚悟をすること。

 

上司はそれそのものが部下に対する

信頼の証であるということを

よく知っておいて欲しいです。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。