こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

昨日は週イチ道場の日だったので、

今日の記事はソッチ系になっちゃいますwww

 

少し前のことですが、12/14(火)に両国国技館で

ボクシングバンタム級タイトルマッチが行われました。

 

もちろんチャンピオンは井上尚弥選手。

対する相手はタイ人で、元ムエタイ選手だった

アラン・ディパエン選手です。

 

大方の予想では早いラウンドで

井上選手のKO勝利と見込まれていましたが、

アラン選手は想像以上に打たれ強い選手で、

8ラウンドTKOという形で井上選手の勝利に

終わりました。

 

試合後のインタビューや一夜明け会見では、

井上陣営からアラン選手の打たれ強さに対して

「あっぱれ」の声が出るくらいでした。

 

そんな "モンスター" 井上選手ですが、

今回の試合はモチベートが難しかったそうです。

 

元々試合のオファーを出した上位ランカーから

試合を断られてしまい、

格下無名の選手と試合をせざるを得なかったからです。

 

チャンピオン、しかもWBSSトーナメント優勝者の

井上選手にとって、無名の選手との試合はリスクでしか

ありません。

 

さすがの井上選手も今回ばかりは

モチベートが難しかったようです。

 

それでもリングに上がり、

結果を出してしまうところが

スーパーアスリートたる所以ですが。

 

今日のお話のポイントはここにあります。

 

井上選手のトレーナーは肉親であるお父様です。

 

生まれてから今の今まで、

ずっと井上選手の側にいる人ですね。

 

そんな人でも他者をモチベートすることは

できないんです。

 

ビジネスの世界でもマネジャーのお悩みとして

上位に上がってくる課題ですよね。

 

巷の管理職向けのビジネス本などでは、

 

『管理職マネジャーはメンバーのモチベーションを

上げることも仕事である』

 

というような事が書かれていますが、

僕はこの部分についてはちょっと違うと

思っています。

 

何故ならモチベーションは常に自分の中にしか

ないからです。

 

モチベーションとは動機です。

 

動機は他人から与えられるものではありません。

 

他者の行動や言動をきっかけにして、

自らの中に湧き上がることはあるでしょう。

 

その人から「あなたは○○をやりたくなーる」

と言われているわけではありません。

 

では、動機を忘れたメンバーに対して、

マネジャーが出来ることってどんな事があるでしょうか?

 

僕は「なぜ」を問うことではないかと思います。

 

「あなたはこのプロジェクトの何が好きですか?」

「君はこの仕事のどこに魅力を感じているの?」

 

というように、動機を思い出すきっかけの「なぜ」を

投げかけてあげるのです。


できればこの「なぜ」をチームで共有しておくと

なお良いです。

 

マネジャーも含め、自分達の動機のなぜを共有しておけば、

モチベーションを忘れた時にお互いがなぜを問えます。

 

つまり、自分を立ち返ることが出来るんです。

 

また、なぜを共有するもう1つのメリットは、

メンバー同士に共感と協力をを生むことが

出来るからです。

 

メンバーのモチベートに悩んでいるマネジャーは

一旦モチベートすることを止めてみましょう。

 

代わりに「なぜ」の問いかけで、

思い出させてみてください。

 

思い出したメンバーはきっと

それまで以上に活躍してくれると思います。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。