こんにちは。

売上を上げるための

ビジネスチームビルディングファシリテーター、

Diceです。(プロフィールはコチラです) 

 

リーダーだからリーダーシップが必要か?

と言えばそうではない。

 

リーダーシップはメンバー全員が持ち合わせていて、

いつでもどんな時でも発揮出来るものだ。

 

このブログで何度かこういったことを

お伝えしてきています。

 

頭に「リーダー」が付いているために、

リーダーが発揮するものだと考える人が

多いんですね。

 

僕の管理職向けプログラムに参加して下さる

マネジャーの人達もそうです。

 

最初はやっぱり、

「自分はマネジャーだから部下を引っ張らなきゃ!」

って思い込んでいます。

 

無論、それは悪いことではありません。

むしろそれだけの気概を責任感をもって

自分の仕事に臨んでいる証拠です。

 

実はここにメンバーの心がリーダーから

離れていってしまう落とし穴が潜んでいます。

 

なぜかと言えば、

 

「頑張っているのはリーダーだけ」

 

になってしまうからです。

 

リーダーだけが頑張っていると

次の2つのどちらか一方、

または両方がチーム内に起こります。

 

・リーダーへの一方的な依存

・「自分達を信じてくれないんだ」という不満

 

リーダーがいつも引っ張ってくれるのであれば、

メンバーは自分達が進む方向を見失わないで済みます。

 

でも、常に引っ張ってくれる人がいたら、

自分達で前に進もうと考えないで済みます。

 

すると、「リーダーにやってもらえばいいや」という

依存が生まれてしまいます。

 

きっとリーダーは疲弊するでしょうし、

恐らく不満も持つでしょう。

 

そしてリーダーが常にリーダーシップを発揮すれば、

メンバーは活躍する場を失います。

 

メンバーだって各々が持つ強みで

チームを引っ張れる事が出来るのに、

全局面でリーダーが出てきてしまえば、

「ぜんぜん任せてくれないじゃん」

という不満が出てきます。

 

では、リーダーのリーダーシップとは

一体何なのか?

 

リーダーのリーダーシップは

 

「リーダーシップを発揮させること」

 

です。

 

つまり、メンバーがリーダーシップを発揮できる

(=発揮しやすいように)してあげることです。

 

そのためには常にメンバーの強み、得意が何か?

を観察しておく必要があります。
 

そしてメンバーの強みが発揮出来る状況を

どんどんつくってあげる。

 

人は得意なことや強みが活きる状況だと

誰に何を言われるわけでもなく行動を起こせます。

 

自分でも強みを活かせる状況を探しますし、

見つければ行動を起こします。

 

自ら行動を起こす。

これがリーダーシップです。

 

いつもお伝えしているように、

チームは1人ではチームになれません。

 

ただし、リーダーは基本的に真面目です。

真面目だから故に「引っ張っていく」ことに

意識が向きすぎてしまいます。

 

確かに、チームビルディングにおいて、

リーダーがリーダーシップを発揮して

メンバーを引っ張っていくのは大切です。

 

でもそうするとリーダー1人が

全てを背負い込んでしまい、

疲れ果ててしまうんです。

 

逆にメンバーにリーダーシップを

発揮してもらうために振る舞えば、

メンバーがリーダーを助けてくれます。

 

だからこそ、リーダーのリーダーシップは、

メンバーのリーダーシップを促す状況を

手配することにあるのだと思います。

 

本日も読んでくださり、

ありがとうございました。